改訂新版 世界大百科事典 「アレッサンドリア」の意味・わかりやすい解説
アレッサンドリア
Alessandria
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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イタリア北西部、ピエモンテ州アレッサンドリア県の県都。人口8万2201(2001年国勢調査速報値)。タナロ川右岸に位置し、ミラノ、トリノ、ジェノバの三大工業都市を結ぶ交通の要地である。市の成立は、神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世とロンバルディア同盟の抗争時代にまでさかのぼり、1168年ごろ、時の教皇アレクサンデル3世Alexander Ⅲ(在位1159~1181)にちなんで名づけられた。要塞(ようさい)都市としての機能が低下する19世紀なかば以降は、地の利を生かして農畜産物の取引が盛んに行われた。またフェルト帽の製造、銀細工なども営まれ、現在ではさらに機械、化学をはじめ、製糖、製靴、印刷業など広範囲な活動がみられる。1950年代以降、近郊の都市化現象が著しい。
[堺 憲一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…特に4月7日に開かれた後者の会議が伝統的に同盟の起源とされる。12月教皇使節(ミラノ大司教)の仲介で上記の同盟を含む16都市が新たに同盟誓約を結び,翌年重要拠点に新都市を建設して,反皇帝派の中心である教皇アレクサンデル3世にちなんでアレッサンドリアと命名した。同盟への参加は73年には親皇帝派都市も含め31都市にふくれ上がる。…
※「アレッサンドリア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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