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アーラニヤカ アーラニヤカĀraṇyaka

3件 の用語解説(アーラニヤカの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アーラニヤカ
アーラニヤカ
Āraṇyaka

ブラーフマナ,ウパニシャッドとともに,ベーダ聖典に付随する文献。前 1500年から数世紀にわたって成立。森林書と訳される。秘密の祭式や神秘的教義を述べているため,人里離れた森林の中で伝授されるのでこの名を得た。

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百科事典マイペディアの解説

アーラニヤカ

ベーダ聖典の付属文献。祭式に関する説明書。人里離れた森林で伝授さるべき秘儀を説くものとされ,名称は〈森林〉を意味するアラニヤに由来する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アーラニヤカ
あーらにやか
rayaka

インド最古の聖典ベーダを構成する一部分の名称。「森林書」と訳される。森や林のような人里離れた場所で伝達される秘密の教えを記す部分とされるが、異説もある。ベーダの祭祀(さいし)と深くかかわる部分である。[松濤誠達]

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世界大百科事典内のアーラニヤカの言及

【インド哲学】より

…《リグ・ベーダ》の宗教は多神教で,神々の多くは自然神であるが,その哲学的賛歌と呼ばれるものは,なんらかの世界原理を想定して多様な現象世界の成立する理由を説明しようとし,全体として一元論的傾向が強い。この傾向は他の3ベーダ・サンヒター(本集),ブラーフマナ(祭儀書),アーラニヤカĀraṇyaka(森林書)に受け継がれるが,ウパニシャッドにおいて頂点に達する。ウパニシャッドは宇宙の根本原理としてブラフマン(梵)を想定し,個人の本体をアートマン(我)に求めて,この両者は本質的に同一(梵我一如)であるとした。…

【インド文学】より

…ベーダ文学の中核をなしているのは4種のサンヒター(本集)で,このうち諸神を祭壇に勧請してその威徳を賛称するための自然神賛歌など1000余種を集めた《リグ・ベーダ》本集を中心とし,これに歌詠のための《サーマ・ベーダ》,祭式供犠のための《ヤジュル・ベーダ》,攘災招福のための呪詞を集めた《アタルバ・ベーダ》を合わせて4ベーダという。この4ベーダ本集にはおのおのこれに含まれる賛歌祭詞の適用法とその起源,目的,語義などを説明した散文の神学的文献ブラーフマナが付随し,さらにこれを補足して祭式の神秘的意義を説き,特に森林において伝授される秘法を集めたアーラニヤカ(森林書),梵我一如の要諦を説く哲学的文献ウパニシャッド(奥義書)が付随している。古来インドでは,上述のベーダ聖典に関する知識は,聖賢が神の啓示によって感得したものと考えてシュルティ(天啓文学)と呼ばれ,これに対し祭式施行に必要な補助的知識は,師伝口授によるものとしてスムリティ(聖伝文学)と呼ばれる。…

【バラモン教】より

…つまり,バラモン教とはベーダの宗教であるといってさしつかえない。 バラモン教は,《リグ・ベーダ》《サーマ・ベーダ》《ヤジュル・ベーダ》《アタルバ・ベーダ》の4ベーダ,およびそれに付随するブラーフマナ,アーラニヤカ,ウパニシャッドを天啓聖典(シュルティ)とみなし,それを絶対の権威として仰ぐ。そして,主として,そこに規定されている祭式を忠実に実行し,現世でのさまざまな願望,また究極的には死してのちの生天を実現しようとする。…

【ベーダ】より

…(2)ブラーフマナ サンヒターに付随する文献で,ビディvidhi(儀軌)すなわち祭式実行の諸規則を述べる部分と,アルタ・バーダartha‐vāda(釈義)すなわち祭式の由来や意義を説明する部分とを含む。(3)アーラニヤカāraṇyaka 秘密の祭式や神秘的教義を収める文献で,人里を離れた森林で伝授されるべきものとされた。この名称は,森林を意味する語〈アラニヤaraṇya〉に由来する。…

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