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イオニウム ionium

翻訳|ionium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イオニウム
ionium

ウラン系列の天然放射性核種 230Th を,特にイオニウムと呼ぶ。同位体として発見された最初のもので,海底土などの年代測定に重要な役割を果す。

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デジタル大辞泉の解説

イオニウム(ionium)

トリウム同位体ウラン234のα(アルファ)崩壊で生じるトリウム230。半減期は8万年。海底堆積物の年代測定などに利用される。記号Io

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百科事典マイペディアの解説

イオニウム

トリウムの同位体,(図)の歴史的な呼び名。イオン化作用が強いという意味で名づけられた。ウラン238Uのα崩壊によって生じ,自身もα崩壊してラジウムとなる。

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大辞林 第三版の解説

イオニウム【ionium】

トリウムの同位体、トリウム二三〇( 230Th )の別名。記号 Io  ウラン二三四( 234U )が α 崩壊して生じ、さらに α 崩壊してラジウム二二六( 226Ra )になる。海底堆積たいせき物の沈積の速さ、年代測定に利用。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イオニウム
いおにうむ
ionium

トリウム230に誤って与えられた元素名。ウラン・ラジウム系列のなかでウラン234(ウラン)のα(アルファ)崩壊で生じたトリウム230は、1906年の発見当初、新元素とみなされ、イオニウムの名称と元素記号Ioが与えられた。しかし、発見者であるアメリカのボルトウッドBertram Borden Boltwood(1870―1927)が、その化学的性質がトリウムと同じであることを指摘し、それが同位体の存在を確認する端緒となった。海底土などの年代測定用核種としても利用される。[岩本振武]

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