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イズニク İznik

デジタル大辞泉の解説

イズニク(İznik)

トルコ北西部の町。紀元前4世紀にマケドニア王国が建設した都市ニカイアに起源し、前1世紀より古代ローマ帝国の属州になった。11世紀にセルジュークトルコの最初の首都となったが、十字軍東ローマ帝国により奪還された。13世紀にオスマン帝国の支配下となり、現名称で呼ばれるようになった。旧市街はローマ時代の城壁に囲まれ、劇場の遺跡があるほか、オスマン朝最古のハジュオズベクモスクや、緑色の尖塔をもつイェシルモスクなどが残っている。16世紀に隆盛したイズニク陶器の産地であり、特にタイルはオスマン朝建築の装飾に広く用いられた。

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世界大百科事典 第2版の解説

イズニク【İznik】

トルコ西部,ブルサの北東約60km,イズニク湖(298km2)の東岸に位置するブルサ県の町。人口1万7000(1990)。古代名はニカエアNicaea。ニカエアは前316年にマケドニアのアンティゴノス1世によって建設された。325年に第1回公会議が開かれた場所として有名(第2回は787年)。アラブ・イスラム軍の包囲にはもちこたえたが,1081年にルーム・セルジューク朝のスライマンが占領,この地を首都とした。

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世界大百科事典内のイズニクの言及

【ニカエア】より

…ギリシア語名ニカイアNikaia。現在のトルコ名はイズニク。イズニク湖(古代名アスカニアAscania)に臨む。…

※「イズニク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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