イソニトリル

世界大百科事典 第2版の解説

イソニトリル【isonitrile】

カルビラミンcarbylamine,またはイソシアン化物isocyanideともいう。イソシアン基-N=Cが炭化水素基Rに結合した化合物の総称で,一般式はR-NCで示される。ニトリルR-CNの異性体isomerであることからこの名がある。炭化水素基のイソシアン化物として命名される(CH3-NCはイソシアン化メチル,C6H5-NCはイソシアン化フェニル)。一般に不快臭をもつ有毒な無色の液体で,毒性はニトリルよりも強い。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イソニトリル
いそにとりる
isonitrile

イソシアノ基-NCをもつ化合物RNCのことをいう。正しくはイソシアノ化物(イソシアン化物)というが、古くはカルビルアミンcarbylamineといわれていた。ニトリルRCNの異性体である。代表的合成法として、ヨウ化アルキルとシアン化銀の反応、あるいは、第一級アミンとクロロホルム、塩基を加熱するカルビルアミン反応がある。一般的に不快なにおいをもち有毒である。酸によりアミンに加水分解される。有機合成反応の原料として使われる。[谷利陸平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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