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イテリメン

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百科事典マイペディアの解説

イテリメン

カムチャツカ半島南半の先住民で古アジア人の一つ。旧称カムチャダール。狩猟・漁労生活。カムチャダール語イテリメン語)は,チュクチコリヤークユカギールニブヒギリヤーク)語とともに旧アジア諸語に含まれる。
→関連項目カムチャツカ半島民族スポーツ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イテリメン
いてりめん
Ителъмен Itel'men

カムチャツカ半島に居住する先住民族。かつては半島に流入定着したロシア人とともにカムチャダールともよばれた。イテリメンは、言語が旧アジア諸語に属し、人口は2429人(1989)。形質的にはカムチャツカ半島少数民族コリヤークに近いが、ロシア人との混血が進んでしまっているため、その原形を求めるのは困難であるといわれる。生業は採集狩猟および漁労で、とくに海獣狩猟と漁労によって食糧の多くを得ている。またロシア帝国の支配下にあった時代には交易、納税のために毛皮獣が大量にとられた。家畜はそり用の犬だけだったが、ロシア人によって牛馬も導入された。住居は半地下式で、竪穴(たてあな)の上に木造の屋根がかけられている。そこに血縁関係のある数家族が共同で住み、多いときには100人も入れたという。夏には家族ごとに、高床式の円錐(えんすい)住居も使われた。18世紀までは親族集団ごとに集落をつくっていたが、疫病、飢餓による人口減少で地縁的集落にかわり、住居もロシア人と同じ切妻屋根の木造家屋が主流になった。宗教は、犬の供犠を行うなど近隣のチュクチ、コリヤークとの類似性が高く、毎年狩猟儀礼が行われた。かつて成人の遺体を犬に与え、子供は木の空洞に埋めるという風習があったといわれる。[佐々木史郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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