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イプシランディス Ypsilantis, Alexandros

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イプシランディス
Ypsilantis, Alexandros

[生]1792.12.12.
[没]1828.1.31.
ギリシア独立戦争の指導者。ファナリオテス出身の貴族。ロシア軍に勤務したが,1820年ギリシアの秘密結社「フィリキ・エテリア」に入り,21年に義勇軍を率いてロシアからモルドバワラキアに進軍したがオスマン帝国軍に敗北,オーストリアへ逃げたが,逮捕,投獄された。この反乱がギリシア独立戦争の発端となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

イプシランディス【Aléxandros Ipsilántis】

1792‐1828
ギリシアの新興貴族(ファナリオット)の出身でイスタンブールの生れ。祖父(同名)はオスマン帝国のドラゴマン(通訳官)を務めたのちワラキアとモルドバの公となり,父(コンスタンディノス)も同様の道をたどったが,1807年露土戦争の際ロシアへ亡命した。イプシランディスもロシアへ移住し軍人となり,ナポレオン戦争で左腕を失ったが,戦功により17年には陸軍少将に昇進し,皇帝の副官に抜擢された。彼はフリーメーソンに属しデカブリストの友人も多い自由主義者だったが,20年にギリシア人の秘密結社エテリアの最高指導者に選ばれた。

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367日誕生日大事典の解説

イプシランディス

生年月日:1792年12月12日
ギリシア独立戦争の指導者
1828年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典内のイプシランディスの言及

【エテリア】より

…彼らはフリーメーソンやカルボナリの影響をうけ,秘儀的な入社式や厳格な位階制を設けたが,その組織網は18年以降,東欧からオーストリア,イタリアの諸都市へもひろがった。20年,最高指導者にロシア陸軍少将A.イプシランディスが選ばれて蜂起計画をすすめ,当初はモレア(ペロポネソス)半島へ直行して蜂起する予定だったが,結局ワラキア,モルドバのドナウ両公国を経てバルカンを南進し,諸民族を加えた一斉蜂起の策がとられた。21年1月にはエテリアと通じていたT.ブラディミレスクがワラキアで農民蜂起をおこした。…

※「イプシランディス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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