イワオヌプリ(読み)いわおぬぷり

日本歴史地名大系 「イワオヌプリ」の解説

イワオヌプリ
いわおぬぷり

倶知安町・蘭越らんこし町などにまたがる山。標高一一一六メートル。ニセコ火山群の一つで、西にニトヌプリ(一〇八〇メートル)チセヌプリ(一一三四・五メートル)、北にワイスホルン(一〇四五・八メートル)などがあり、南西の主峰ニセコアンヌプリ(一三〇八・五メートル)とは峡谷(舗装路)を隔てて対峙する。輝石安山岩で構成され、岩が突き出た奇妙な山容をみせている。イワオヌプリはアイヌ語の硫黄山の意で、硫黄の採れる山であった。山川地理取調図にユワヲノホリ、明治二〇年代の輯製二十万分一図に硫黄山と記載される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イワオヌプリ」の意味・わかりやすい解説

イワオヌプリ

北海道西部,活火山のニセコ火山群に属する溶岩円頂丘鐘状火山)。別称硫黄山。標高 1116m。倶知安町蘭越町の境に位置する。頂部は東の大イワオヌプリ,西の小イワオヌプリの二つ円頂丘に分かれ,大イワオヌプリの頂部と南麓には爆裂火口がある。

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世界大百科事典(旧版)内のイワオヌプリの言及

【ニセコアンヌプリ】より

…第四紀更新世の中期から末期にかけて形成された基底直径15kmに及ぶニセコ火山群の主峰。西方には2峰の溶岩円頂丘からなるイワオヌプリ(硫黄山。1118m)やニトヌプリ(1083m),チセヌプリ(1135m)の円頂丘が連なる。…

※「イワオヌプリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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