翻訳|invader
1960年代にアメリカで制作された同題名のテレビドラマによって定着した用語。一般に外部からの侵入者を意味するが,とくにSFにおいて宇宙からの侵略者に限定して使われることが多い。H.G.ウェルズの《宇宙戦争》(1898)は火星からの侵略を扱った古典的名作で,この作品のパロディとしてブラウンF.Brownの《火星人ゴーホーム》(1955)やプリーストC.Priestの《スペース・マシン》(1976)のような傑作が書かれた。また38年にO.ウェルズがH.G.ウェルズの《宇宙戦争》をもとに書いた放送劇が,これを現実の侵略を実況したものと勘ちがいしたアメリカ市民に恐慌をもたらしたことは有名である。このテーマが映画やテレビドラマではむしろスリラーとして扱われることが多いのは,一般に人間関係が希薄になり,隣人の素性がはっきりとわからなくなった現代人の不安感に由来するものといえよう。現代SFではディッシュT.M.Dischの《人類皆殺し》(1965)がこのテーマの最高傑作である。
→宇宙人 →SF →SF映画
執筆者:山野 浩一
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