ウィンドウズ7

共同通信ニュース用語解説 「ウィンドウズ7」の解説

ウィンドウズ7

2009年に発売された米マイクロソフト(MS)のパソコン基本ソフト(OS)。先代の「ビスタ」が「動作が遅い」との不満が寄せられたため、動作の軽快さを重視して開発された。MSは12年に後継となる「8」を発売するなど、約3年ごとに最新のOSを提供してきた。15年にリリースした「10」を最後にOSの刷新はせずに、機能などを改善する更新プログラムの提供を続けている。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵 「ウィンドウズ7」の解説

ウィンドウズ7

マイクロソフトのパソコン用OS、Windowsの最新バージョン。Vistaの後継バージョンとして、店頭パッケージが2009年10月22日に発売される他、同時期にMicrosoft Windows 7を標準搭載したパソコンの出荷も開始される。
搭載される機能の量と販売対象となる市場に応じて、6種類のエディション(版)が提供される。新興国市場向けの低価格エディション「Home Basic」(日本では発売されない)、ネットブック向けに機能を限定しOSの価格を落とした「Starter」、家庭向け機能の大半を搭載した「Home Premium」、Home Premiumにビジネス向けの機能を追加した「Professional」、企業での一括導入用にライセンス販売される「Enterprise」、すべての機能を搭載した「Ultimate」で、後者ほど多機能。日本でパッケージとして入手可能なのは、Home Premium、Professional、Ultimateの3種となる。
Windows 7はVistaをベースにしており、OSの核となる部分には手を加えず、タスクバーウィンドウなどのユーザーインターフェースの操作、周辺機器の管理の仕組みなどの使い勝手を向上させる方向で開発が進んだ。複数の指で画面にタッチして様々な操作を行う機能もOS標準の機能として導入される。また、全体的な調整を行うことで、性能が低いネットブックでも実用的な速度で動作するという。
マイクロソフトによると、名称の「7」は7世代目のWindowsを意味するが、Windows 7では通常ソフトウエアの世代を表すバージョン番号が「6.1.7600」(発売当初)となっており、製品名とは一致していない。

(斎藤幾郎  ライター / 2009年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「ウィンドウズ7」の解説

ウィンドウズ7

2009年10月に発売された、ウィンドウズの7世代目です。ウィンドウズVistaをベースに、高いセキュリティ性能を保ちつつ、使い勝手を向上させる工夫が盛り込まれています。Vistaより動作が軽く、性能が低めのパソコンでも処理が遅くならないよう改善されています。日本では、機能の少ない順にホームプレミアム(家庭向け)、プロフェッショナル(ビジネス用途向け)、アルティメット(全機能)の3エディションがパッケージ販売されました。

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android