ウィンブルドンテニス大会(読み)ウィンブルドンテニスタイカイ

デジタル大辞泉 の解説

ウィンブルドン‐テニスたいかい〔‐タイクワイ〕【ウィンブルドンテニス大会】

ロンドン郊外のウィンブルドン毎年開催されるテニス大会。1877年に第1回が開催された世界最古のテニス大会で、選手服装白色に限定するなど、伝統格式が重んじられる。コート天然芝を使ったグラスコート全豪オープン全仏オープン全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。ウィンブルドン選手権。全英オープン。

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改訂新版 世界大百科事典 の解説

ウィンブルドン・テニス大会 (ウィンブルドンテニスたいかい)

1877年に始まった世界最古のテニス・トーナメント。正式名称はLawn Tennis Championships on Grass。ロンドン郊外ウィンブルドンWimbledonの全英テニス・クラブで行われ,一般にウィンブルドン大会と呼ばれる。第1回大会の参加者は男子22人。シングルスのみでスタートしたが,ダブルスが追加され,84年には女子種目も増設,1913年からは男女シングルスおよびダブルス,ミックス・ダブルスの5種目が実施されている。事実上の世界選手権といわれるほどの伝統と格式を誇り,大会使用コートは芝を保護するため,次回までの1年間,プレー禁止となる。67年12月,プロ選手の参加を認める決議をし,68年以降の世界のテニス・オープン化の先駆けとなった。半面,保守的な性格も強く残し,スポンサーシップを拒否して自主運営を貫いている。会期は毎年6月下旬から7月上旬にかけての2週間。
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