ウルム氷期(読み)ウルムヒョウキ

関連語 最終氷期 名詞

百科事典マイペディア 「ウルム氷期」の意味・わかりやすい解説

ウルム氷期【ウルムひょうき】

第四紀の氷河時代の最後の氷期。第4氷期とも。ほぼ7万年〜1万年前。この間に4亜氷期が認められる。この時期気温海面低下量についてはいくつかの見解があるが,気温は6〜10℃,海面は80〜140mほど低かったと推定されている。旧石器時代後期に相当し,マンモス,ナウマンゾウ,オオツノシカが生活した時代スカンジナビアではワイクセル氷期,北米ではウィスコンシン氷期という。
→関連項目後氷期日本人氷河性海面変化ムスティエ文化

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウルム氷期」の意味・わかりやすい解説

ウルム氷期
ウルムひょうき
Würm glacial stage

ヨーロッパ・アルプスにおける第四紀の最終氷期。約7万~1万年前。さらに3~4分される。北アメリカウィスコンシン氷期にあたる。氷堆石堤は,ミンデル氷期リス氷期のものより内側にあり,顕著な地形を残している。気温は,中緯度地方で最高8~13℃といわれている。

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