ウンラン(英語表記)Linaria japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウンラン
Linaria japonica

ゴマノハグサ科の多年草暖地日当りのよい海岸の砂浜に生える。全体が粉白色で,は地上を斜上する。葉は厚く,葉柄はなく,つき方は互生対生または3~4枚輪生などいろいろある。7~10月に,白と黄の花が咲き美しいが,栽培はむずかしい。

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百科事典マイペディアの解説

ウンラン

ゴマノハグサ科の多年草。北海道〜四国,東アジアの海岸の砂地はえる。全体に緑白色で,茎は斜上ないし匍匐(ほふく)し,長さ20〜40cm。葉は楕円形で対生または輪生する。夏,茎の上部に数個の花がつく。花冠は長さ1.5〜2cm,黄白色,仮面状で距があり,下唇(かしん)の中央部は黄色をおびる。果実は頂部に穴があき種子が散る。名は,海辺にはえ,ランに似た花をつけることによる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウンラン
うんらん / 海蘭
[学]Linaria japonica Miq.

ゴマノハグサ科の多年草。葉は肉質で長楕円(ちょうだえん)形、全縁で緑白色。夏、短い総状花序に数個の花をつける。花冠は黄白色の仮面状花冠で、花筒の基部には距(きょ)があり、上唇は反り返り下唇の花喉(かこう)部は橙黄(とうこう)色で著しく盛り上がる。海岸の砂地に生え、本州の日本海側と千葉県以北の太平洋側、北海道、樺太(からふと)(サハリン)、ウスリー地方に分布する。瀬戸内海にも分布するが、これは昔、北海道や北陸地方との舟による交易と関係するのではないかと考えられる。名は、花がランに似るのでいう。[山崎 敬]

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