エメチン(英語表記)emetine

大辞林 第三版の解説

トコンの根に含まれるアルカロイド。催吐・去痰きよたん薬とするほか、アメーバ赤痢の治療に用いる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (emetine) 吐根(とこん)アルカロイドの一つ。化学式 C29H40O4N2 白色の粉状結晶。アメーバ赤痢の治療薬として用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

化学辞典 第2版の解説

6′,7′,10,11-tetramethoxyemetan.C29H40N2O4(480.65).アカネ科Cephaelis ipecacuanhaの地下根から得られる吐根(とこん)アルカロイドの一つ.白色の粉末.融点74 ℃.-50°(クロロホルム).エタノール,エーテル,アセトン,クロロホルムに易溶,水,石油エーテルに難溶.アメーバ赤痢の特効薬.催吐,去たん薬としても使われる.副アルカロイドのセファエリン(融点115~116 ℃.-43°)がエメチンとともに得られる.LD50 17 mg/kg(ラット,経口).

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典内のエメチンの言及

【トコン(吐根)】より

…果実は球形,直径1cm,赤く後に黒く熟する。 根にアルカロイド,エメチンemetine,ケファエリンcephaelineなどを含み,エメチン製造原料とする。エメチンはアメーバ赤痢の特効薬として,ケファエリンは催吐剤として用いられる。…

※「エメチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

自由放任主義

自由に個人の利益を追求させ,競争させることが社会全体の利益の増進に役立つという主張。 A.スミスは『国富論』において,フェアプレイの原則に基づく自由競争こそ見えざる手による社会の繁栄をもたらすとし,一...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android