応募用紙、申込書を意味する和製英語。略称ES。企業が就職希望者向けに志望動機やパーソナリティーなどに関する質問をまとめた用紙をさすことが多い。提出されたESは、書類審査や面接における選考で用いられる。電機メーカーのソニーが、1991年度(平成3)に学校名不問の採用試験を導入するにあたり、新たな選考手段の一つとして採用したとされる。その後、就職試験で多くの企業に採用され、求人活動において、なくてはならない書類の一つになっている。
一定の書式に従って記入する履歴書と比べると、その質問内容は企業により多様である。自己PRと志望動機について、就職希望者自身の自己分析を促しながら質問する内容が中心になっていることが多い。企業の経営などに関して、受験する側の学生らしい視点に立った意見を求めるなど、ユニークな質問をすることで、就職希望者の素顔を知ろうとするものも少なくない。一方で、多数の企業の就職試験を受ける学生にとっては、個々の企業から異なる質問を受け、これに対する回答を用意することは負担が大きく、多大な労力がかかるため学業の妨げになりかねないなどといった問題も指摘されている。
[編集部 2016年7月19日]
出典 マイナビ2012 -学生向け就職情報サイト-就活用語集(就活大百科 キーワード1000)について 情報
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