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オザナム Ozanam, Frédéric

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オザナム
Ozanam, Frédéric

[生]1813.4.23. ミラノ
[没]1853.9.8. マルセイユ
フランスの文学史家,カトリック運動主導者。学生時代よりカトリック運動を推進。 1833年ビンセンシオ・ア・パウロ会を創立。 33~34年ラコルデールを起用してノートルダム講演会を行う。 36年法学博士,39年ダンテ論で文学博士となる。リヨン大学やパリで教え,ドイツ,イタリア,イギリスの初期文学や中世初期文学を講じて大成功を収めた。ダンテやアッシジフランシスコを紹介し,中世文明に光明を与えたのは彼の功績である。その間ビンセンシオ会の慈善事業に力を注いでみずから副会長となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

オザナム【Antoine‐Frédéric Ozanam】

1813‐53
フランスの歴史家,文学者。ミラノに生まれ,ソルボンヌ大学で法律を学び,かたわら,ラムネーラコルデールに共鳴して,学生層を対象に,時代の不信仰と戦い,カトリック復興運動を積極的に推進した。また,1848年には,ラコルデールと共に,カトリック共和派の新聞《新時代》を創刊し,〈バンサン・ド・ポール会〉の創設者の一人として,社会慈善活動にも貢献している。さらに,語学の才能と百科全書的知識にめぐまれ,リヨン大学商法教授,ソルボンヌ大学外国文学教授を歴任したが,文学の博士論文《ダンテと13世紀カトリック哲学》(1839)は高い評価を得た。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オザナム
おざなむ
Antoine Frdric Ozanam
(1813―1853)

フランスの文学史家。カトリック思想家。イタリアのミラノに生まれ、1831年からパリで学ぶ。このころから青少年のカトリック運動に情熱を注ぎ、歴史の公開講座を開くとともに、1833年にキリスト教的社会運動のビンセンシオ会を設立。法学と文学の博士号を取得し、リヨン大学商法教授を経て、1841年からパリ大学で外国文学を講じる。中世、ルネサンス期の文化紹介に貢献した。『ダンテ哲学試論』(1839)などの著書がある。[香川知晶]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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