コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

オナガアゲハ Papilio macilentus

2件 の用語解説(オナガアゲハの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

オナガアゲハ【Papilio macilentus】

鱗翅目アゲハチョウ科の昆虫(イラスト)。日本全国に産するが,北海道の寒冷地と九州最南部ではまれである。個体数は多くはないがとくに珍しいアゲハでもない。おもに低山帯に産するがときに市街地にも見られるクロアゲハに似ているが翅はずっと細長く,開張も9~11cmと1cmほど小さい。飛び方は緩やか。年2回,5~6月と7~8月に発生し,ツツジクサギなどの花に集まる。夏型はやや大きく,雄は湿地で吸水することがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オナガアゲハ
おながあげは / 尾長揚羽
[学]Papilio macilentus

昆虫綱鱗翅(りんし)目アゲハチョウ科に属するチョウ。日本では北海道から九州に広く分布するが、日本の西南部では山地に産し、平地では少ない。外国では朝鮮半島、中国に産し、アジア東部の特産種。はねの開張は100~120ミリメートル程度、色彩や斑紋(はんもん)はクロアゲハに似ているが、前ばね、後ろばねはともに細く、とくに後ろばねの尾状突起が長い。普通、年2回の発生で、第1化の春型は4~6月、第2化の夏型は7~8月に出現するが、暖地では9~10月に第3化と推定される個体のみられることがある。アゲハ属Papilioのチョウとしては飛び方は緩やかで、山間の渓畔に多い。食草は各種のミカン科植物、とくにコクサギを好む。越冬態は蛹(さなぎ)である。[白水 隆]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

オナガアゲハの関連キーワード揚羽蝶烏揚羽孔雀蝶木の葉蝶豹紋蝶擬鳳蝶蛾黒揚羽蝶麝香揚羽蛺蝶紋黄揚羽

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone