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オリエンテーリング オリエンテーリング orienteering; Orientierungslauf

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オリエンテーリング
オリエンテーリング
orienteering; Orientierungslauf

略称 OL。自然のままの野外に設けられたいくつかの地点 (ポスト) を,地図と磁石だけを使い,できるだけ正確に早く発見・通過し,ゴールする競技。 1920年頃スウェーデンの E.シランデルがルールをつくり,北欧諸国から始る。

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知恵蔵2015の解説

オリエンテーリング

地図上に示されたポイントコンパス(方位磁石)を頼りに順に通過し、ゴールするまでの所要時間を競う競技。19世紀中頃、スウェーデン軍が訓練の一環として始めたもの。

(松倉一夫 アウトドアライター / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

オリエンテーリング(orienteering)

山野で行われるスポーツの一。地図と磁石を使って指示された地点を発見、通過して目的地に達する速さを競うもの。20世紀初頭、スウェーデンで考案された。ドイツ語のOrientierungslaufから、略してOLともいう。

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百科事典マイペディアの解説

オリエンテーリング

地図とコンパスを頼りに,地図上に示されたいくつかの指定地点(ポスト)をできるだけ早く発見して進み,ゴールした時の所要時間や得点によって勝敗を競うスポーツ。通称〈OL〉は,ドイツ語のorientieren(方向を定める)とlaufen(走る)の頭文字

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世界大百科事典 第2版の解説

オリエンテーリング【orienteering】

地図とコンパス(方向磁石)を使用して,地図上に示されたいくつかの地点をできるだけ早く発見,通過し,ゴールするスポーツ。判断力,推理力,記憶力,行動力,方向決定技術などを身につけると同時に体力を養うことを目的とする。〈OL〉と国際的にも呼称されるが,これはドイツ語のorientieren(方向を定める)とlaufen(走る)の頭文字をとったもの。
[歴史]
 発祥地はスウェーデンで,雪上における軍隊の斥候訓練として19世紀中ごろに始まった。

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大辞林 第三版の解説

オリエンテーリング【orienteering】

自然の山野において、地図上に指定されたいくつかの地点(ポスト)を地図と磁石を用いて発見・通過し、できるだけ短時間でゴールまで到達することを競う競技。 OL 。 〔一九世紀にスウェーデンで発祥。略称の OL はドイツ語の Orientierungslauf が語源〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オリエンテーリング
おりえんてーりんぐ
orienteering

地図上に示されたいくつかの地点をできるだけ短時間に探し当てて回る競技。ドイツ語ではOrientierungslauf(略してOL)といい、方向を定めるという意味のOrientierenと走るという意味のLaufの合成語である。未知の地域で方向を探知する能力と体力、的確な行動が必要とされる。地図を読みながら美しい自然に触れ、冒険心を満足させることのできるスポーツで、形式や種類も多く、自己の能力にあったクラスで参加することができるので幅広く大衆的なスポーツとなった。[徳久球雄]

歴史

OLは、山野を跋渉(ばっしょう)する北欧の狩猟民族の伝統と地図の発達に深い関係があり、1893年ストックホルム近郊で未知の地形での歩兵の伝令競技が行われた記録があるが、スポーツとしてのOLは1919年スウェーデンのエルンスト・シランデルErnst Killanderの提唱によって開かれたOL大会に始まる。その後、1938年にスウェーデンオリエンテーリング連盟、61年に国際オリエンテーリング連盟(IOF)が設立され、1966年には第1回世界選手権大会が開かれて、以来、一度の例外(78、79年は2年連続開催)を除いて1年おきに大会が開かれている。日本では1966年(昭和41)東京の高尾山で徒歩ラリーが開かれたのが始まりで、69年に日本オリエンテーリング委員会が設立されIOFに加盟、70年以後パーマネントコース(OL常設コース)が次々と設定され、各地でOL大会が開かれ、クラブや同好会も増加している。1991年(平成3)には日本オリエンテーリング委員会を発展的に解消して社団法人日本オリエンテーリング協会(JOA)が設立され、2005年には愛知県で世界オリエンテーリング選手権大会が開催された。[徳久球雄]

分類

OLをいくつかの観点から分類してみると次のようになる。[徳久球雄]
形式による分類
(1)ポイントOL もっとも一般的で、決められたポスト(チェックポイントのこと。コントロールともいう)を定められた順序ですべて通過し、所要時間の少ない者を勝者とする。
(2)スコアOL 一定時間内にできるだけ多くのポストを回るもの。ポイントOLのように定められた順序はないが、各ポストに異なった点数がつけられ得点を競う。
(3)ラインOL 進むべきコースがラインで示され、ライン上の図示されていないポストを自分で発見して行き、その所要時間によって順位を決めるもの。
(4)バーンOL 進路が指定され、ポストまで誘導される。そのポストの位置を地図上に点で示し、その正確さが競われる。[徳久球雄]
歩き方による分類
本来は個人で走る競技であったものにグループで歩くという形を取り入れたのは日本で、徒歩OLは多くの人が参加できる利点があるが、元来は走歩OLが中心である。[徳久球雄]
競技時間の分類
昼間が一般的だが、夜間に行うナイトOLという形もある。[徳久球雄]
使用器具による分類
スキーOL、スノーOL、サイクルOL、カヌーOL、ホース(馬)OLなどがある。
 このほか競技的な要素の強いものとゲーム的要素の強いもの、個人・団体の別がある。[徳久球雄]

必要な能力

OLは幅広いスポーツだが、この競技に必要な能力を考えると次の三つに分類できる。第一は体力的要素で、歩く力、走る力が要求される。第二には心理的要素で、1人で自然の中で判断しながら行動する冷静さ、総合力が必要である。第三には技術的要素で、地図の読図、歩幅による距離測定やコンパスの使用などの技術が要求される。また自然の中で行動するので、天候の変化に対応する行動、危険に対する対策なども技術的な要素といえよう。
 スウェーデンで毎夏開催されるオーリンゲン大会には1万人以上の参加者があり、老若男女を問わず、また走力の優れた人だけでなく家族でも参加でき、自然を愛しながら行動するところにこのスポーツの特徴があるといえよう。[徳久球雄]

ウォークラリー

オリエンテーリングに似た野外スポーツで、日ごろの知識や教養も試される。徒歩OLの一種ともいえ、1980年(昭和55)に静岡市で初めて行われた。コース図を基に、3~6人が一組で歩くもので、10か所程度のチェックポイントと3~4か所程度の観察ゾーンが設定される。チェックポイントでは「春の七草のうち、2種類を採取してください」といったさまざまな課題が与えられる。ゴールインのあとには、観察ゾーン内のことについての問題が渡され、グループで相談して解答する。徒歩距離は5~6キロメートルだが、基準タイムが設定されていて、これは発表されず、問題の解答による得点と基準タイムに近いゴール時間による得点の合計で順位が決定される。徒歩OLよりもゲーム的要素が取り入れられているので、レクリエーションとしてのオリエンテーリングのなかにもこの要素が取り入れられて行われるものも多い。84年に第1回全国一斉ウォークラリー大会が行われた。[徳久球雄]
『紺野晃著『オリエンテーリング』(1979・講談社)』

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