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カオダイ教 カオダイきょう Cao Dai

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カオダイ教
カオダイきょう
Cao Dai

ベトナムの新興宗教。高台教とも書く。きわめて政治的な性格が強い。 1926年,官吏ゴ・バン・チェウ (呉文昭) Ngo van Chieuが創始。教義は儒,仏,道三教に土着信仰を加えて混交し,さらにカトリックから階層制などを借りている。

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デジタル大辞泉の解説

カオダイ‐きょう〔‐ケウ〕【カオダイ教】

《〈フランスcaodaïsme》ベトナムの新宗教。1926年、レ=バン=チュンが創始。儒・仏・道の3教、民間信仰・キリスト教を融合したもので、民族主義の強い性格をもつ。高台教。

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百科事典マイペディアの解説

カオダイ教【カオダイきょう】

ベトナムの宗教。1920年ゴ・バン・チェウ(呉文昭)が創始。儒教・仏教などにベトナムの民間宗教キリスト教などの教義を混合した多重信仰で,至上神カオダイ(高台)は一眼によって象徴される。
→関連項目ベトナム

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世界大百科事典 第2版の解説

カオダイきょう【カオダイ教】

ベトナム創基の宗教のひとつ。1926年,レ・バン・チュンLe Van Trung(黎文忠)の手で新教団として正式に発足した。本山はタイニン省ロンタン。短期間のうちに,都市の小市民階級から南部の農民層に至るまで,幅広い信者を獲得した。現有信者数150万人(公称)。〈大道三期普度教〉(正式名称)の示す通り,至高神たるカオダイCao Dai(高台)――1個の〈天眼〉をもって象徴される――が,3度目の衆生救済を意図して,この世に発現したとする。

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大辞林 第三版の解説

カオダイきょう【カオダイ教】

ベトナムの新興宗教。1926年、レ=バン=チュンにより新教団として発足。旧来の民間信仰にキリスト教・仏教・儒教・道教などを取りまぜたもの。大道三期普度教。高台教。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カオダイ教
かおだいきょう
Caodasme

1926年にサイゴン(現在のホー・チ・ミン市)北西のタイニン省を中心におこったベトナムの宗教。信徒数が40万(公称200万)に達したこともある。カオダイ(高台)とは宇宙の至上神である天帝の神殿の名称だが、その神の名でもある。この神殿につくられてある「天眼」とよばれる巨大な目がこの神の象徴。教祖レ・ベン・チュン(黎文忠(れいぶんちゅう))は天帝から「大道三期普度(ダイダオタムキフオド)」という啓示を受けてこの宗教を創始したという。至上の神なる天帝は人類救済のため三度にわたってこの世に救世主(メシア)を遣わしたといい、最初は西欧ではモーセ、東洋では釈迦(しゃか)、二度目はイエスと老子、そして最後の三度目に遣わされたのが自分であると主張する。
 カオダイ教の特徴として、(1)前述の主張にみるように、在来の儒仏道三教などと外来のキリスト教を統合しようとする「統一原理」的な発想、(2)教祖を神が派遣した何回目かの救世主とするメシア思想、(3)教祖ほか重要な役割を果たす人物にシャーマン的資質の持ち主が多いこと、(4)儒教経典『礼記(らいき)』にみられる「大同(だいどう)思想」に基づく理想社会(ユートピア)の構想、(5)ローマ・カトリック教からの儀礼や職制などの借用、などを指摘できる。それら特徴のいくつかは、中国清(しん)末の太平天国(1851~64)や第二次世界大戦後の韓国におこった基督(キリスト)教統一教会(原理運動)など近代以降の東アジアにおこった宗教のいくつかに共通するものである。
 カオダイ教は、第二次大戦中、反フランス的立場をとったため植民地当局の弾圧を受けたり(1942)、戦後は、南ベトナムではサイゴン政権と武力抗争をして弾圧されたり(1957)、あるいは解放民族戦線に参加したり、北ベトナムでは他の諸宗教とともに国民議会に代表を送るなど、政治との関係でも注目された。サイゴン陥落(1975)、南北ベトナムの統一(1976)以後は、その一部が反政府運動を指導したため、全体として弾圧されたといわれる。[冨倉光雄]

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世界大百科事典内のカオダイ教の言及

【タイニン】より

…付近はゴム園が多いが,ベトナム戦争の被害を大きく受けた。新興宗教カオダイ(高台)教の本山のある市として有名。東西のいくつもの宗教を混合したもので,〈天眼〉をもって神の象徴とし,主として南部ベトナムを中心に多くの信者を集めている。…

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