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カシラエビ

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世界大百科事典 第2版の解説

カシラエビ

カシラエビ亜綱Cephalocaridaに属する甲殻類の総称。現生甲殻類のうちもっとも原始的な特徴をもち体長3mm以下と微小。1926年,スカウアーフィールドD.J.Scourfieldによって,イギリススコットランド東部,アバディーンシャー州のライニーの古生代デボン紀の中部あるいは下部の地層から発見された体長約3mmの化石甲殻類の一種は,現生甲殻類のうちではホウネンエビ類(鰓脚亜綱無甲目)に一見よく似ており,レピドカリス・リニエンシスLepidocaris rhyniensisと命名され,新科,新属,新種として発表された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カシラエビ
かしらえび / 頭蝦
[学]Sandersiella acuminata

節足動物門甲殻綱カシラエビ目ハッチンソニエラ科に属する海産動物。本種は瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)および九州西岸の天草諸島の浅海泥底から得られている。体長2.5ミリメートル内外で無眼の微小種で、甲殻類としてもっとも原始的な体制をもつ。体は頭部と20胴節からなり、初めの8胴節は幅広く、各節1対ずつの付属肢があるが、後続節は狭く、無肢(むし)。末節に長い尾叉(びさ)が1対ある。カシラエビ類は、潮間帯から水深1560メートルの深海でわずかに4属9種が採集されているにすぎないが、海域的には世界各地にわたっている。[武田正倫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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