デジタル大辞泉 「末節」の意味・読み・例文・類語 まっ‐せつ【末節】 1 物事の本質的でない部分。「枝葉末節」2 晩年。晩節。[類語](1)端・些事・小事・枝葉・細事・枝葉末節・末梢的・二次的・二義的・副次的・瑣末さまつ・細かい・細細しい・煩瑣はんさ・瑣瑣ささ・区区・ちょっとした・取るに足りない・たわいない・何でもない・愚にもつかぬ・益体も無い・埒らちも無い・高が知れる・些些ささ・些細ささい・細ささやか・わずか・幾ばく・たかが・いささか・ほんの・有るか無きか・ちょっと・一縷いちる・一抹・些少さしょう・無駄事・雑事・微微・つまらない・無意味・下らない・問題外・部分的・派生的・卑小・眇眇びょうびょう・由無い・トリビアル ばっ‐せつ【末節】 ⇒まっせつ(末節) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「末節」の意味・読み・例文・類語 まっ‐せつ【末節】 〘 名詞 〙① 物事の本質的でない部分。つまらない事柄。些細な事柄。枝葉末節。ばっせつ。[初出の実例]「雖二礼儀三百、威儀三千、節文度数、粲然可一レ観、皆虚文末節、要不レ足レ観焉」(出典:童子問(1707)上)[その他の文献]〔礼記‐楽記〕② 文章などの終わりの方の一部分。末章。ばっせつ。[初出の実例]「其日の興行はセヰルラの剃手(とこや)にて、その末折(マッセツ)の終りてより」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉嚢家)③ 晩年。老後。晩節。 ばっ‐せつ【末節】 〘 名詞 〙 =まっせつ(末節)[初出の実例]「然るもなほ其末節(バッセツ)に縦令(たとひ)声調は流るる如きも〈略〉未だ真正なる詩と云ふべからず」(出典:詩辨(1891)〈内田魯庵〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「末節」の読み・字形・画数・意味 【末節】まつせつ 小さな儀節。枝葉末節。〔礼記、楽記〕席を鋪(し)き、俎(そんそ)を陳(つら)ね、豆(へんとう)を列ね、升を以て禮と爲すは、禮の末なり。字通「末」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報