翻訳|tusk
硬骨魚綱タラ目タラ科に属する海水魚。北大西洋産で、ヨーロッパ側ではアイスランド、スカンジナビア半島からイギリス沿岸、アメリカ側ではニュー・イングランド地方の沿岸、まれにグリーンランド南端に分布する。遠洋タラとして日本にも輸入されている。体は円筒状で、頭部ではやや縦扁(じゅうへん)し、尾部は側扁する。下顎(かがく)の先端にひげがある。背びれと臀(しり)びれは基底が長く尾びれに接する。胸びれと腹びれは伸長しない。尾びれの後端は円い。体色は変化に富み、背側面は暗赤褐色、緑褐色あるいは黄色で、腹面は淡色。垂直鰭(すいちょくき)の縁辺は白色で縁どりされた暗色。水深20~1000メートル(ほとんどは150~450メートル)の岩、礫(れき)、小石などの海底に単独または小さい群れで生息し、大きな規則的な回遊はしない。エビ、カニなどの甲殻類や軟体動物を食べる。8年で36~48センチメートルに成長する。産卵期は4~7月で、産卵はどこでもみられるが、重要な海域はスコットランドとアイスランドの間の水深200~500メートルである。おもにカナダ、アメリカ、ノルウェー、アイスランド、デンマークなどが漁獲している。鮮魚あるいは冷凍切り身、乾物、塩蔵などに加工する。ムニエル、グリル(蒸し焼き)、フライなどにされる。
[岡村 收・尼岡邦夫 2015年11月17日]
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