ヨーロッパ大陸の北部にあり、フィンランド北西部より南西方向に突き出た大半島。長さ1850キロメートル、幅370~800キロメートル、面積約77万平方キロメートル。半島の東半分はフェノスカンジアとよばれる安定陸塊で、隆起準平原状の高地である。半島の中央部西寄りには古生代の褶曲(しゅうきょく)山脈であるスカンジナビア山脈が連なる。山脈の東側をスウェーデン、西側をノルウェーの両国が占める。更新世(洪積世)には大陸氷床に覆われ、激しい氷食を受けた。氷床の消滅した現在でも、アイソスタシー(地殻均衡)による土地の隆起が著しい。半島の西岸は、ノルウェー沖を北上する暖流の北大西洋海流と偏西風の影響によって、温暖な海洋性気候下にある。そのため高緯度のわりに冬でも暖かく、港が凍結することはない。これに対し、半島の東岸は大陸性の針葉樹林気候に属し、バルト海は冬季には結氷することが多い。
[田口雄作]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ヨーロッパ北西部のスカンジナビア半島にデンマークを加えた地域。スカンディナビアとも記される。…
※「スカンジナビア半島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新