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カフタン カフタンKaftan, Julius Martin

6件 の用語解説(カフタンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カフタン
カフタン
Kaftan, Julius Martin

[生]1848.9.30.
[没]1926.8.27.
ドイツルター派神学者。ルター派牧師のテオドール・カフタンの弟。バーゼル大学組織神学教授を経て,1883年よりベルリン大学宗教哲学教授。 A.リッチュルの思想の影響を受けた神学を展開した。

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カフタン
カフタン
caftan(kaftan)

トルコ,イランなど西アジア地方で着られる足首丈,長袖,前開きまたは前合せの服。語源はトルコ語の quaftān,またはペルシア語の khaftān。この地方では古代から上中層階級の人々に着用された型の衣服で,形は日本のきものに類し,概して身頃,袖とも直線裁ち,両脇に襠 (まち) を補い,やや体型に沿わせている。

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世界大百科事典 第2版の解説

カフタン【kaftan】

襟はなく,前あきですその長いゆったりした上着をいう。外套のようにいちばん上に着る。この形式の上着は中央アジア,中東諸国に広く分布している。語源はチュルク語のkaftan。1074年ころに書かれたマフムート・カシュガリーの《トルコ語辞典》にも外衣としてカフタンがしるされている。最古のカフタンは,ノイン・ウラの匈奴の墓から発見された絹地の服である。カフタンはアラビア語ヒルアkhil‘aと呼ばれ,オスマン朝の宮廷では,スルタンが高官や外国の使節への下賜品として与えた特別な衣服であった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カフタン
かふたん
Julius Kaftan
(1848―1926)

ドイツのルター派神学者。9月30日シュレスウィヒ州アペンラーデ近郊のロイトに生まれる。81年バーゼル大学正教授、83年ベルリン大学教授。1919年以後、宗教局次長を兼任。26年8月27日ベルリンにて没。リッチュル学派に属し、宗教哲学的傾向が濃い。キリスト教に対するカント哲学の意義を高く評価し、宗教を「人間精神の実践的な事柄」と定義し、キリストの歴史的啓示から、歴史的明証性と普遍妥当性価値判断の形で証明することを試みた。ただし、神秘性と権威とを倫理性と結合しようとした限りでは、リッチュルを修正したといえよう。兄のテオドールTheodor Kaftan(1847―1932)も牧師かつプロテスタント神学者として知られる。[森田雄三郎]

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世界大百科事典内のカフタンの言及

【民族服】より

…第2はドレーパリーdraperyといわれる〈巻き衣〉の系列で,アフリカやイスラム圏の一部に見られる。第3はカフタンといわれる〈前開き服〉の系列で,西アジアから極東を結ぶ線上に連なる諸族間にしばしば典型を見ることができる。カフタンはもともとポンチョと呼ばれる〈貫頭衣〉形式から発展したとする説もあるが,はっきりしたことはわからない。…

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