デジタル大辞泉 「ポンチョ」の意味・読み・例文・類語 ポンチョ(〈スペイン〉poncho) 1 南アメリカの袖なしの外衣。布の中央に穴をあけて頭を出し、前後に垂らして着る。2 1に似せた袖なしのレインコート。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「ポンチョ」の意味・読み・例文・類語 ポンチョ 〘 名詞 〙 ( [スペイン語] poncho ) 元来は南アメリカで着用した、毛布の中央にあけた穴から頭を出して着る外衣。現在では変形されて、広く、防寒用などに用いられる。[初出の実例]「原色も鮮やかな独特の毛布(ポンチョ)を背中から纏っている女たちの」(出典:ある隷属国の悲劇(1955)〈中野好夫〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ポンチョ」の意味・わかりやすい解説 ポンチョponcho 現在,中南米で広く用いられる貫頭衣の総称。アンデス高地の例でいえば,2枚の毛織布を合わせ,頭を通す部分だけを残して縫い合わせる。着ると,方形の布が体の前後に垂れる。長さは腹のあたりからひざのあたりまで,まちまちである。形態としては,先スペイン期にもあったウンク(ケチュア語)に由来すると思われるが,これは頭と腕を通す部分を残して,布の左右の端も縫い合わせる。ポンチョの語源はチリのアラウカノ語と考えられる。執筆者:友枝 啓泰 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「ポンチョ」の意味・わかりやすい解説 ポンチョ おもに南米のインディオが外衣として用いる貫頭衣。長方形やひし形の毛織布のまん中に穴をあけて頭を通し,前後にたらして着用する。現在では広くリゾートウエアや部屋着などに応用。また袖(そで)なしのレインコートもポンチョという。→関連項目インカ|貫頭衣 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポンチョ」の意味・わかりやすい解説 ポンチョぽんちょponcho スペイン語 元来は、南アメリカ、アンデス山地の先住民が着用していた外衣。布の中央に頭の通る穴をあけた貫頭衣で、衣服の基本形の一つ。本来は、麻とラマの毛で織った鮮明な色彩の織物の名称であったが、スペイン人によって、この布で仕立てられた衣服の形として誤り伝えられ、服形をさすようになったといわれる。中央の穴に頭を出して外衣として着用したり、そのまま毛布として用いたりする。現在では世界的に、防寒用外衣、レインコートなどとして親しまれている。[深井晃子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポンチョ」の意味・わかりやすい解説 ポンチョponcho 本来,南アメリカのアンデス山脈一帯の先住民族インディオたちが着た小型毛布状の外衣。2枚の布を中央を残してはぎ合せ,中央から頭を通して前後に垂れ掛けて着るもので,この種の貫頭衣の代名詞になった。材料はラマの毛と麻の混紡地で,鮮かな縞柄や幾何学模様に織られる。現地語では元来この織物をさしたが,16世紀初期,スペイン人によって服型と誤伝され,ヨーロッパに普及した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by