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「カラーテレビジョン」の意味・わかりやすい解説
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カラーテレビジョン
colour television
被写体の色彩のついた画像を伝送し再現するテレビジョン。送像側では被写体の光学像を赤,緑,青の三原色信号に分解し,これを輝度信号と2つの色信号に変換して送信する。受像側ではこれにより三原色の映像信号を作って合成する。3色の回転フィルタを使った CBS方式 (アメリカ) により初めて実用化された。しかし,この方式では従来の白黒受像器によって白黒像として受けることができず,放送が中止された。そこで,電波の占有帯域をあまり広げないこと,従来の白黒受像器も使用できることなどを考慮に入れて,アメリカで NTSC方式が開発され,これによって本格的カラー放送が始った。日本でもこの方法が使われている。この方式は,微小面積については色の識別能力が低下するという人間の目の性質を巧みに利用して色情報を整理し,多重変調などの技術を使って送り出す。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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