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多重放送 タジュウホウソウ

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デジタル大辞泉の解説

たじゅう‐ほうそう〔タヂユウハウソウ〕【多重放送】

一般にテレビ放送で、電波の使用周波数間の未使用周波数を利用して、音声や文字・図形の情報を提供する放送。

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百科事典マイペディアの解説

多重放送【たじゅうほうそう】

多重通信技術の応用により,従来の放送電波に新たな情報を付加して伝送する放送のこと。カラーテレビジョン放送(白黒テレビに色信号を付加),FM放送におけるステレオ放送もこの一種だが,現在ではテレビジョン多重放送,すなわちテレビ放送の電波のすき間を利用して,音声や文字,静止画像などを送信する放送形態をいうことが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

たじゅうほうそう【多重放送】

従来の放送電波に,多重伝送技術を応用して,一つ以上の信号を付加して伝送し,新たなサービスあるいはその拡張をねらう放送をいう。広い意味では,白黒テレビジョンに色信号を付加して伝送する現在のカラーテレビジョン放送も,FM放送におけるステレオ放送多重放送の一種であるが,近年ではテレビジョン多重放送がその代表例である。放送法では,テレビジョン多重放送はテレビジョン放送の電波に重畳して音声その他の音響,文字,図形その他の映像,または信号を送る放送と定義し,その中には音声や音響を送るテレビ音声多重放送と文字や図形を送るテレビ文字多重放送(文字放送)とがある。

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大辞林 第三版の解説

たじゅうほうそう【多重放送】

テレビ電波のすき間を利用して主音声と異なる音声を送ったり、走査線のすき間を利用して文字放送を行なったりすること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

多重放送
たじゅうほうそう
multiplex broadcasting

テレビやラジオの電波に、新たに別の信号を重畳して送る放送をいう。有限な資源である電波の有効な利用方式を図るものである。多重という考え方は、電話の伝送技術において以前から採用されていたが、放送の分野で実施されたのはFMステレオ放送以後のことである。カラーテレビ放送も白黒テレビと同一周波数帯域内にカラー信号という別の情報を追加しているので、一種の多重放送といえる。しかし、FMステレオ放送もカラーテレビ放送も、一般に多重放送とはよんでいない。
 多重放送においては次の点が重要である。
(1)両立性compatibilityがあること。多重した信号により現行放送が妨害されてはならない。
(2)多重信号の質が十分良好であること。多重信号は伝送路において受ける雑音が極力少ないことが望ましい。さらに、現行放送の信号による干渉や妨害も少ない必要がある。
(3)多重放送用受信設備は安価であること。放送は一般の受信者が利用することが前提なので、多重放送普及のためには、対応する受信機は可能な限り安価に実現できるものでなければならない。
 多重放送には音声多重放送と文字多重放送がある。音声多重放送は、テレビやラジオの音声に、別のあるいは付加的な音声を多重化して放送するものである。具体例としてテレビにおける2か国語放送、ステレオ放送、5.1サラウンド放送、FMラジオにおけるステレオ放送などがある。文字多重放送は、テレビやラジオの電波に、付加的な文字情報を多重化して放送するものである。具体例としてテレビ放送における台詞(せりふ)の文字化表示(難聴者に親切)、FMラジオ放送におけるVICS(ビックス)情報の多重化(カーナビゲーション画面の道路交通情報通信システム)などがある。「音声多重放送」「文字多重放送」についての詳細は、それぞれの項目を参照されたい。[吉川昭吉郎]

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世界大百科事典内の多重放送の言及

【放送法】より

…一般大衆が直接受信するラジオ,テレビなどのような無線通信事業の運営や番組を規律する法律。第2次大戦後占領下の1950年6月1日施行。同日施行された電波法電波監理委員会設置法(1952年7月31日廃止)とともに電波三法と称された。放送に関する初の特別法。それまでは,放送は無線電信法(1915年公布)の〈無線電信及ビ無線電話ハ政府之ヲ管掌ス〉(1条)の原則のもとで,放送用私設無線電話規則(逓信省令)による逓信大臣の強力な監督下に置かれていた。…

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