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カルパ・スートラ Kalpa‐sūtra

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世界大百科事典 第2版の解説

カルパ・スートラ【Kalpa‐sūtra】

古代インドバラモン教宗教儀礼の綱要書で,〈祭事経〉と訳される。ベーダ聖典の成立後,その理解と実践のための手引書として《ベーダーンガVedāṅga》と称する6種の補助的文献群が成立した。ベーダ聖典に定められた祭式を行うために必要な規則を網羅した《カルパ・スートラ》もその一つで,6種中もっとも重要視されている。(1)シュラウタ・スートラ(天啓経),(2)グリヒヤ・スートラ(家庭経),(3)シュルバ・スートラ(祭壇経),(4)ダルマ・スートラ(律法経)の4部門に分かれている。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のカルパ・スートラの言及

【ダルマ・スートラ】より

…バラモン教社会を構成する4階級(バルナ)それぞれの権利や義務,および生活の規範などを記したもの。ベーダの補助文献として成立した6種のベーダーンガVedāṅgaの一つである《カルパ・スートラ》の一部分を構成し,〈律法経〉などと訳される。法について述べた文献としてはインドで最初期のものであるが,裁判などの実用的目的のための法典ではなく,ベーダを補完する文献の一つとして,ベーダを継承する諸学派によって作り出された宗教文献である。…

【ベーダ】より

…これに対して,聖仙が自ら叙述したものとされる文献群として〈スムリティsmṛti(聖伝)〉があり,さまざまな種類の文献を含むが,〈ベーダ〉に関連したものとしてとくに重要であるのが〈ベーダーンガvedāṅga〉である。これは〈ベーダ〉文献の発達に伴い,その理解を助けるための補助学として成立したもので,(1)シクシャーśikṣā(音声学),(2)カルパ・スートラ(祭式学),(3)ビヤーカラナvyākaraṇa(文法学),(4)ニルクタnirukta(語源学),(5)チャンダスchandas(韻律学),(6)ジョーティシャjyotiṣa(天文学)の6部分より成るが,とくにカルパ・スートラは,バラモン教祭式の実際を知るうえできわめて重要である。 ベーダの成立年代は,古代インドの事がらの常として,これを確定することは不可能に近い。…

※「カルパ・スートラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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