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ガソホール gasohol

翻訳|gasohol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガソホール
gasohol

エタノール(エチルアルコール)とガソリンを混合した燃料。1970年代,石油危機に直面したブラジルで,国産のサトウキビから生産するエタノールをガソリン代替燃料として利用する取り組みが進み,2010年にはブラジル国内の自動車の約 60%が,エタノールを 25%混合したガソホールで走行可能となった。アメリカ合衆国でも,1970年代に国産のトウモロコシを原料とするエタノールの利用が進められた。2000年代に入ってエタノールへの関心が再び高まり,2010年にはアメリカ国内の自動車の多くはエタノールを 10%混合したガソホールで走行可能となった。一方で課題として,エタノールの原料作物の供給確保や,水分が混入した場合に起こる分離,エンジンなどの金属部品の腐食などが指摘される。(→バイオ燃料

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デジタル大辞泉の解説

ガソホール(gasohol)

《gasoline+alcoholから》自動車の燃料としてガソリンの代わりに用いられるアルコール。また、アルコールで走る自動車の総称。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガソホール【gasohol】

ガソリンにメタノール,エタノールなどのアルコール類を10~20%混合した燃料をいう。いわゆる石油危機以降,ブラジルやアメリカでガソリンの不足を補う目的で使用されるようになった。日本ではまだ検討段階であり実用には至っていない。メタノールやエタノールはオクタン価は高いが,容積当りの発熱量はガソリンに比べてずっと低いので,ガソホールの容積当りの発熱量はやや低い。またアルコールの混入により,ガソリンの蒸気圧,蒸留性状,燃焼排気組成などが変化し,エンジンの運転性能に影響を及ぼす。

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大辞林 第三版の解説

ガソホール【gasohol】

アルコール類を一定の割合で混合したガソリン。ガソリンの節約、オクタン価の向上、排出される二酸化窒素の低減などを目的として開発された。ガスホール。

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世界大百科事典内のガソホールの言及

【エチルアルコール】より

…工業用アルコールは無税の取扱いをうけており,これが飲料用に転用されるのを防ぐために毒性の強いメチルアルコールが混入され,変性アルコールとよばれている。エチルアルコールを混入したガソリンはガソホールgasoholとよばれ,自動車用燃料としてブラジルなどでは実用に供されている。
[製法]
 工業的には,デンプンや糖みつなどを原料とする発酵法(アルコール発酵)とエチレンを原料とする合成法の2法がある。…

【バイオマス】より

… その後78年末からの第2次石油ショックを契機に,世界各国でバイオマス利用に関する研究が盛んに行われ,日本でもコアラの食樹として知られるユーカリの葉から採った油が,ガソリンの代替物として自動車の燃料となることが立証された(1979‐80)。 酒造りと同じ発酵法で,サトウキビやキャッサバからアルコールを得,ガソリンに混合するガソホールgasohol(ガスホール,ガスコール,ガソールともいう)の研究も盛んで,ブラジルやアメリカではすでに一部実用化されており,アルコールだけで走る自動車もある。 とくにバイオマス利用に関心が深いのは,東南アジアやアフリカの非産油開発途上国で,石油購入の外貨が不足するために,バイオマス利用のエネルギー開発が急務となっている。…

※「ガソホール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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