ガラパゴス化(読み)ガラパゴスカ

デジタル大辞泉 「ガラパゴス化」の意味・読み・例文・類語

ガラパゴス‐か〔‐クワ〕【ガラパゴス化】

[名](スル)ガラパゴス諸島生物進化のように)周囲とは懸け離れた、独自の進化をすること。特に、IT技術やインフラサービスなどが国際規格とは違う方向で発達すること。日本携帯電話など、高度で多機能であるが特殊化されていて世界市場では売りにくいものについていう。「ガラパゴス化する日本の製造業界」
[類語]特化特殊井の中の蛙大海を知らず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガラパゴス化」の意味・わかりやすい解説

ガラパゴス化
がらぱごすか

日本の技術やサービスなどが、世界標準とは異なる形で国内市場に最適化するように独自の発展・進化を遂げていること。大陸から隔絶された南米のガラパゴス諸島で、生物が独自に進化したことになぞらえた表現である。ガラパゴス化の代名詞とされるのがフィーチャーフォンで、最近では、日本独自の進化を遂げるフィーチャーフォン(ガラケー)と同様の日本独自の機能をもった日本メーカーのスマートフォンを「ガラスマ」と称することもある。また、総務省が管轄する放送・通信に関わるジャンルにおいては国際標準とは異なる形で独自に発展した規格が多く、NHKハイビジョン放送、地上デジタル放送に組み込まれた独自のプログラム言語によるデータ通信サービスなどがこれにあたる。このほかカーナビゲーションシステム非接触型ICカードパーソナルコンピュータなどの分野もガラパゴス化している。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む