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ガーリブ Ghālib, Mirzā Asadullāh Khān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガーリブ
Ghālib, Mirzā Asadullāh Khān

[生]1797.12.27. アーグラ
[没]1869.2.15. デリー
インド,ウルドゥー語,ペルシア語の詩人。後期デリー派の代表であり,ウルドゥー抒情詩人として古今最大の巨匠と目されている。ムガル朝のバハードゥル・シャー2世の詩の師匠 (1854) 。ウルドゥー詩人中最も多くの詩集と研究書が出版されている。書簡集『高貴なるウルドゥー』 Urdū-e-Mu`allā (69) は近代散文の先駆となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガーリブ【Mirzā Asadullāh Khān Ghālib】

1797‐1869
インドのウルドゥー抒情詩ガザルghazalの巨匠で,ミールMīrと並び称される文学者。トルコ系の武門を先祖とするアーグラの名家に生まれた。彼が詩作を始めたのは11歳の時ともいわれているが,青年期にデリーに定住するようになってからもおもにペルシア語で詩作していた。ガーリブ自身は終生ペルシア詩の詩人,ペルシア語の大家であることを誇りとしていたし,初期の難解なウルドゥー抒情詩は一般に全然受け入れられなかった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガーリブ
がーりぶ
Ghlib
(1797―1869)

インドのウルドゥー語詩人。アグラに生まれ、のちデリーに移った。ムガル朝のバハードゥル・シャー2世の詩の師匠にあたる。叙情詩(ガザル)がとくに優れ、ミールと並んでガザルの二大巨匠と称され、『ガーリブ詩集』はいまも広く愛読されている。彼の詩は哲学的、思想的な内容を、独自の斬新(ざんしん)な表現技法と流麗な韻律で表しているところに大きな特徴がある。ウルドゥー詩のほか、平明な書簡文はウルドゥー近代散文の先駆として高く評価されている。ペルシア語による詩作にも優れ、インド亜大陸最後の古典ペルシア語詩人といわれている。[鈴木 斌]

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