キルワ[島](読み)キルワ

百科事典マイペディアの解説

キルワ[島]【キルワ】

タンザニアのインド洋岸南部の小島。北部にはキルワ・キシワニKilwa Kisiwaniという,9世紀ペルシア人の創建した美しい港市がある。古くからインド洋交易の貿易港として繁栄したが,本土のバントゥー系の人びとによって16世紀ごろ滅ぼされたとされる。19世紀初めまで奴隷貿易の中継地ともなった。キルワ・キシワニの遺構は近くにあるソンゴ・ムナラ島の遺跡群とともに1981年,世界文化遺産に登録された。なおキルワ・マソコKilwa Masokoは,キルワ島対岸の本土に建設された新市。
→関連項目タンザニア

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

キルワ[島]【Kilwa Island】

東アフリカ,タンザニア中南部のインド洋岸にある小島。1823年,海図を作るために,キルワ島に停泊したイギリス海軍の帆走艦バラクーダ号の士官たちは,ここに古い壮麗な都市の廃墟を発見した。1960年代以来,大規模な考古学的発掘が行われ,中国製の陶器,中国,アラブ,ローマなどの貨幣,ガラス玉などが,石造の住居やモスクがならぶ町とともに発見され,さらに,アラビア語で書かれた《キルワ年代記》が発見されるに及んで,キルワの往時の栄華が語られはじめている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

ボヘミアン・ラプソディ(映画)

イギリス・米国の伝記映画。イギリスの人気ロックバンド・クイーンと、そのボーカルで1991年に45歳で死去したフレディ・マーキュリーの半生を描く。タイトルは同バンドが75年に発表したフレディ作の楽曲と同...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android