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ギボン Gibbon, Edward

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ギボン
Gibbon, Edward

[生]1737.5.8. サリー,パトニー
[没]1794.1.16. ロンドン
イギリスの歴史家。オックスフォード大学に学び,一時カトリックに改宗,スイスのローザンヌで暮した。 1763年パリに旅行し,ディドロ,ダランベールらと知合う。 64年イタリア旅行中ローマのカピトルの遺跡を見てローマ史執筆の構想を得た。全6巻の大著『ローマ帝国衰亡史』 The History of the Decline and Fall of the Roman Empire (1776~88) は,2世紀から 1453年のコンスタンチノープル陥落までを格調高い文章で通観した代表的歴史書として知られる。自伝『わが生涯と著作の思い出』 Memoirs of My Life and Writings (96) も有名。

ギボン

テナガザル」のページをご覧ください。

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百科事典マイペディアの解説

ギボン

英国の啓蒙主義時代の歴史家。病弱で幼少より読書に親しみ,古典的教養を身につける。オックスフォード大学に入学,カトリックに改宗。1774年―1783年下院議員。主著《ローマ帝国衰亡史》全6巻(1776年―1788年)で,五賢帝の時代から東ローマ帝国の滅亡までを壮大に描いた。
→関連項目中野好夫

ギボン

テナガザル

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世界大百科事典 第2版の解説

ギボン【Edward Gibbon】

1737‐94
イギリスの歴史家。サリー州パトニーに生まれる。幼少年時代病弱で通学も満足にできず,読書にふける。1752年16歳になると健康も回復し,オックスフォード大学に入ったが,ローマ・カトリックに転向したため,郷紳で下院議員の父の不興をうけ,翌年スイスのローザンヌのカルバン派牧師のもとに預けられ,5年間信仰と勉学の指導をうけたが,それが学識を習得する基礎となった。クラッシールの牧師の娘スザンヌ・クルショーとの恋愛は父の反対で阻まれ,一生独身で終わった。

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大辞林 第三版の解説

ギボン【gibbon】

手長猿てながざるのこと。

ギボン【Edward Gibbon】

1737~1794) イギリスの歴史家。「ローマ帝国衰亡史」(六巻)を著述し、ローマ衰亡の原因を考察した。他に「自叙伝」がある。

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世界大百科事典内のギボンの言及

【テナガザル(手長猿)】より

…霊長目ショウジョウ科テナガザル亜科Hylobatinaeに属する類人猿の総称。ギボンともいう。東南アジア一帯に広く分布しており,おもに毛色の違いに基づいてシロテテナガザルHylobates lar(イラスト),フーロックテナガザルH.hooloch,クロテナガザルH.concolorなど1属8種に分けられるが,フクロテナガザル(イラスト)だけは別属に分類されることもある。…

【ビザンティン帝国】より

…その誕生は,H.ウォルフをはじめとする16世紀のルネサンス人文主義者たちにさかのぼるが,研究対象が同じギリシア語文献だった関係もあって,ビザンティン学はいまだ古典文献学とは別の専門領域を形づくらなかった。 続いて,すべてを理性の光に照らして見る18世紀の啓蒙主義者ボルテール,モンテスキュー,なかんずくギボンによって,ビザンティン帝国は,近代ヨーロッパの生活理想を先取り的に実現したと彼らが考える古代ギリシア・ローマとは対照的な,野蛮と宗教が勝利を収めたその堕落形態という評価を与えられた。今日なお,煩瑣(はんさ)な(儀式),狡猾(こうかつ)な(外交),阿(おもね)った(美辞麗句),枝葉末節の(論議),そして旧套(きゆうとう)墨守の(態度)等々の意味で用いられる〈ビザンティン式〉という形容詞は,そこに発している(それらはいずれも,この歴史的一国家の特性として,事実,否定しえない)。…

【ローマ没落史観】より

…ボルテールはモンテスキューにも認められる反キリスト教立場をさらに強め,キリスト教公認に没落の原因をみた。これら啓蒙思想の影響の下で,ギボンは大著《ローマ帝国衰亡史》を著し,至福の五賢帝時代における野蛮と宗教の支配に帝国没落の責任を帰し,かつ文明の進歩と理性への信仰を吐露した。
[現代]
 19世紀以後の歴史学の発達は,さまざまな没落原因論を生み出した。…

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