手長猿(読み)テナガザル

デジタル大辞泉 「手長猿」の意味・読み・例文・類語

てなが‐ざる【手長猿】

霊長目テナガザル科の哺乳類総称類人猿の一。尾はなく、体のわりに前肢がきわめて長く、これを使って枝から枝へ渡り歩く。東南アジア森林に分布し、樹上群生。シロテテナガザル・フクロテナガザルなど。ギボン
[類語]山猿野猿やえん野猿のざる・旧世界猿・尾長猿日本猿狒狒ひひマント狒狒・新世界猿・尾巻猿蜘蛛猿

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精選版 日本国語大辞典 「手長猿」の意味・読み・例文・類語

てなが‐ざる【手長猿】

  1. 〘 名詞 〙 テナガザル科に属する類人猿の総称。一属六種。体長は四五~九〇センチメートル。前あしが非常に長く、直立しても先端が地面にとどくほど。尾はなく、小さなしりだこがある。中国南部からマレー半島ボルネオスマトラジャワに分布し、森林の樹上に家族でくらす。前あしで枝から枝へ渡り歩き、果実を食べる。全身黒色のクロテナガザル、黒色で手足は白いシロテテナガザルのほかフクロテナガザルなどがある。ギボン。〔物品識名(1809)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「手長猿」の解説

手長猿 (テナガザル)

動物。ショウジョウ科テナガザル亜科のサルの総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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