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ギンツブルグ ギンツブルグGinzburg, Vitaly Lazarevich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ギンツブルグ
Ginzburg, Vitaly Lazarevich

[生]1916.10.4. モスクワ
[没]2009.11.8. モスクワ
ロシアの理論物理学者。1938年モスクワ大学を卒業,1940年からソビエト連邦科学アカデミーの P.N.レーベデフ物理研究所に勤務,1971~88年同研究所の部長を務めた。ゴーリキー大学やモスクワ物理学・技術研究所でも教えた。ソビエト連邦時代,イーゴリ・E.タムのもとで水素爆弾の開発にかかわり,1948年からアンドレイ・D.サハロフらと協力,リチウムを素材とする水爆の設計アイデアを提出した。2003年,レフ・D.ランダウとともにつくり上げたギンツブルグ・ランダウ理論(超伝導現象論)についての業績で,アレクセイ・A.アブリコソフ,アンソニー・J.レゲットとともにノーベル物理学賞を受賞。このほか,プラズマ中での電波の伝搬,その現象の宇宙物理への応用,宇宙線の起源の解明など幅広い理論的な研究を行なった。1953年ソビエト連邦国家賞,1966年レーニン賞受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギンツブルグ
ぎんつぶるぐ
Natalia Ginzburg
(1916―1991)

イタリアの女性作家。シチリア島パレルモに生まれ、幼少期にトリノへ移住。ファシズム期にはユダヤ系の反体制者ゆえに二重の迫害を受け、著名なロシア文学者であった夫のレオーネは、反ファシズム運動を主導して、拷問により獄中死した。社会や歴史を背後に見据えつつも、作家としての世界観を「家族」という小宇宙(ミクロコスモス)に凝縮させ、追憶や心理を主軸としながら書いた作品が多い。ストレーガ賞受賞の長編小説『家族の用語集』(1963)が代表作であり、ほかに『愛するミケーレへ』(1973)、『マンゾーニ家』(1983)などがある。気鋭の歴史学者カルロ・ギンツブルグCarlo Ginzburg(1939― )は子息。[鷲平京子]

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