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クラウドクラスター cloud cluster

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クラウドクラスター
cloud cluster

多くの積乱雲が集まり団塊状となっている雲域。Cbクラスターともいう(Cbは積乱雲の意)。さまざまな規模や発達段階の対流雲で構成されており,数百kmにも達し,いくつもの積乱雲が団塊状やバンド状になっている場合が多い。大雨,突風,集中豪雨など激しい気象現象を伴い災害を引き起こす。梅雨前線に伴う集中豪雨はクラウドクラスターによることが多い。赤外画像可視画像ともに真っ白に写る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クラウドクラスター
くらうどくらすたー
cloud cluster

積乱雲(Cb:cumulonimbus)の集まりで、気象衛星等からみると巨大な塊(水平規模が数十~数百キロメートル)を形成しているもの。Cbクラスターともいう。熱帯域で発生することが多く、日本付近のクラウドクラスターの多くは梅雨期の東シナ海で発生、発達する。個々の積乱雲の寿命は数時間であっても、次々に新しい積乱雲が生まれるので、クラウドクラスター全体で考えると、勢力を維持し、寿命が非常に長くなる。このため大雨が降り、大災害が発生する。個々の積乱雲は対流圏の中層の風に流されるが、新しい積乱雲の発生場所は、積乱雲から吹き降りて地表面を周囲に広がっている風と風がぶつかる所、つまり、積乱雲からみて下層の風が吹いてくる方向である。個々の積乱雲は中層の風に流されながら、新しい積乱雲が別の場所にできるので、クラウドクラスター全体の動きとそれを構成する個々の積乱雲の動きは違う。[饒村 曜]

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