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クリオグロブリン血症 クリオグロブリンけっしょうcryoglobulinemia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クリオグロブリン血症
クリオグロブリンけっしょう
cryoglobulinemia

寒性グロブリン血症,寒冷沈殿性グロブリン血症。クリオグロブリンが血液中に出現する状態をいう。血清蛋白は一般に冷却しても特に変化を生じないが,0~4℃まで冷却すると白濁沈殿を起すものがある。このように寒冷沈殿性を示す血清蛋白をクリオグロブリンと呼ぶ。その大部分は免疫グロブリンに属する病的な蛋白である。クリオグロブリン血症は,基礎疾患のない本態性と,種々の疾患に併発する症候性とに分れる。後者は,多発性骨髄腫,原発性マクログロブリン血症,膠原病,自己免疫疾患,結合織疾患などの際にみられることがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

クリオグロブリンけっしょう【クリオグロブリン血症 cryoglobulinemia】

免疫グロブリンのクリオグロブリンが血清中に出てくる疾患。クリオグロブリンは,ウィントローブM.M.Wintrobeら(1933)によって初めて記載され,ラーナーLernerら(1947)によって命名されたもので,低温(0~4℃)で白濁沈殿し,37℃に加温すると再び溶解する特異な熱不安定性免疫グロブリンの総称である。これには1種類の免疫グロブリンの場合も,2種の混合型から成る場合も,また単クローン性のことも多クローン性のこともある。

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