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クルスス・プブリクス cursus publicus

世界大百科事典 第2版の解説

クルスス・プブリクス【cursus publicus】

ローマ帝国の駅伝制度。共和政期には政務官私人も自分の召使を派遣して通信せねばならなかった。アウグストゥスはイタリアや西部で使者を中継する制度を用いていたが,東方,とりわけエジプトで行われていた一定間隔で馬や荷車を備えた駅を置く制度に変えた。これによって1人の使者が駅で馬を乗り替えることにより全行程を行くことができ,必要な場合には口頭で報告することもできるようになった。この制度は公的な通信に限られ,私用する場合には皇帝の許可を必要とし,その許可もまれにしか与えられなかった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のクルスス・プブリクスの言及

【郵便】より

…広大な帝国の統一のため情報の伝達と収集が重要になり,リレー方式による伝令制が開設された。ペルシアのこの制度をならったローマの駅伝制はクルスス・プブリクスcursus publicus(公共便)と呼ばれ,馬と馬車が用いられた。軍事・政治上の要請から出たもので,当然のことながら公的な通信のためのものであった。…

【郵便】より

…広大な帝国の統一のため情報の伝達と収集が重要になり,リレー方式による伝令制が開設された。ペルシアのこの制度をならったローマの駅伝制はクルスス・プブリクスcursus publicus(公共便)と呼ばれ,馬と馬車が用いられた。軍事・政治上の要請から出たもので,当然のことながら公的な通信のためのものであった。…

※「クルスス・プブリクス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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