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グエン・バン・チュー グエン・バン・チューNguyên van Thieu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グエン・バン・チュー
Nguyên van Thieu

[生]1923.4.5. チートウイ
[没]2001.9.29. ボストン
ベトナムの政治家。 1945年ベトミン (ベトナム独立同盟会) に参加したが,48年フランス軍に入り訓練を受けた。 63年 11月当時のベトナム共和国 (南) のゴ・ジン・ジェム政権打倒クーデターに参加。 64年グエン・カーン政権下で統合参謀本部議長,第4軍団司令官。チャン・バン・フォン内閣で第2軍団司令官。 65年ファン・フィ・クアト政権の副首相兼国防相。同年6月クーデター後,グエン・カオ・キ軍事政権成立とともに国家指導委員会議長 (元首) 。 67年9月新憲法に基づく大統領選挙でキ首相と組んで大統領に当選した。その後副大統領となったキ派の勢力を牽制し,69年8月腹心のチャン・チエン・キエム内相を首相とし内閣の主導権を掌握した。政府に批判的な議員や新聞などを弾圧し独裁的傾向を強化,71年 10月単独候補で大統領選挙を強行し再選された。しかし,75年4月解放勢力の大攻勢を前に辞任,台湾を経てロンドンに亡命,その後アメリカに移住した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グエン・バン・チュー
ぐえんばんちゅー
Nguyen Van Thieu
(1923―2001)

ベトナムの軍人、政治家。ダラト陸軍士官学校卒業。1963年統合参謀本部議長、1965年副首相兼国防相を経て、同年6月国家指導委員会議長(元首)、1967年大統領に選出され、グエン・カオ・キ副大統領とともに強権的な軍部支配を確立。解放戦線に対しては軍事対決路線に終始し、1973年のベトナム和平協定成立後は民心の離反に直面。サイゴン(現ホー・チ・ミン市)陥落直前の1975年4月退陣し、台湾に亡命した。その後イギリス、アメリカに移住。[黒柳米司]

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世界大百科事典内のグエン・バン・チューの言及

【グエン・バン・ティエウ】より

…南ベトナムの軍人,政治家。日本ではグエン・バン・チューとも呼ぶ。中部ベトナムのニントゥアン出身。…

※「グエン・バン・チュー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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