グレート・ブリテン王国(読み)グレート・ブリテンおうこく(英語表記)Kingdom of Great Britain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グレート・ブリテン王国
グレート・ブリテンおうこく
Kingdom of Great Britain

1707年のイングランドスコットランドの合同(→合同法)によって成立したイギリスの公式の名称。1604年以来,同君連合の関係にあった両国において用いられることもあった。1801年のアイルランド合同からは「グレートブリテンおよびアイルランド連合王国」となり,1921年アイルランド自由国が成立してからは「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」がイギリスの正式名称となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グレート・ブリテン王国
ぐれーとぶりてんおうこく
Kingdom of Great Britain

1707年5月、イングランドとスコットランド両王国の合同によって成立した王国。両王国は1603年以降スチュアート家のもとで同君連合の関係にあったが、1707年制定された「合同法」は、スコットランドに対してその議会を廃止し、かわりに45人の下院議員と16人の貴族とをイングランド議会に加え、その代償としてイングランド市場における貿易制限を撤廃した。しかし、スコットランド独自の司法制度と長老教会主義をとる国教会はそのまま存続を認められた。この合同によってイギリスは飛躍の足掛りを固めた。なお「グレート・ブリテン」(大ブリテン)とはフランスのブルターニュ地方を「小ブリテン」とよぶこととの対比でイギリス諸島をよんだことに由来する。なお、スコットランド議会は1997年の住民投票で復活が決定し、99年5月、約300年ぶりに議会選挙が実施され、6月、行政府が発足した。[今井 宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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