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グローブ Grove, Frederick Philip

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グローブ
Grove, Frederick Philip

[生]1871.2.14. ロシア北部
[没]1948.8.19. オンタリオ,シムコー
イギリス系カナダの小説家。父はスウェーデン人,母はスコットランド人。ヨーロッパ各地を転々としたのち,1892年トロントへ渡り,長らく農場労働者や学校教師をしながら,自然主義的手法を用いカナダ大平原を舞台にした『沼沢地開拓者』 Settlers of the Marsh (1925) ,『日々の糧』 Our Daily Bread (28) ,『生の絆』 The Yoke of Life (30) などの小説を発表。晩年に出した『製粉場の主』 The Master of the Mill (44) は,世代の相克と近代産業社会の問題に正面から取組んだ,カナダ文学屈指の野心的な大作。自伝『自我を探究して』 In Search of Myself (46) はカナダ総督賞を受賞した。

グローブ
Grove, Sir George

[生]1820.8.13. ロンドン
[没]1900.5.28. ロンドン
イギリスの音楽学者。有名な『グローブ音楽辞典』 Dictionary of Music and Musicians (1879~89) 初版の編纂者。 1882~94年ロンドンの王立音楽院の初代院長をつとめ,82年サーの称号を授けられた。主要著書『ベートーベンと9つの交響曲』 Beethoven and His Nine Symphonies (96) 。

グローブ
Grove, Sir William Robert

[生]1811.7.11. ウェールズ,スウォンジ
[没]1896.8.1. ロンドン
イギリスの法律家,物理学者。オックスフォード大学,リンカーン法学院で学び,弁護士の免許を得た (1835) が,健康を害したこともあって科学研究に転じ,ロンドン・インスティチューションの物理学教授となる (1840~47) 。後年,再び司法界に地位を占め,高等民事裁判所判事をつとめた (71~87) りした。司法界引退後は科学研究に専念。分子内原子の熱解離を確証し,高温白金線上で水が水素と酸素に分解することを示した。 1839年水素-酸素燃料電池を発明し,これでアーク灯を点じた。 H.ヘルムホルツに先んじて自然力の相互転換を説いた『物理的諸力の相互連関について』 On the Correlation of Physical Forces (46) は有名である。 72年にナイトの称号を贈られた。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

グローブ

環境のための地球学習観測の取り組み。1994年、米国の副大統領の提唱で始まり、参加国は111カ国(2010年12月現在)。日本も参加し、子どもの環境への関心を高めるため、指導方法の研究や普及をはかっている。国内の事務局東京学芸大学

(2012-04-15 朝日新聞 朝刊 広島1 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

グローブ(globe)

光源を包み、光を和らげるのに使われる照明器具。本来は球形のものをさす。
the globe》地球。

グローブ(glove)

野球で、捕手・一塁手以外の野手が使う、5指に分かれた革製の手袋。グラブ。→ミット
ボクシングで用いる革製の手袋

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世界大百科事典 第2版の解説

グローブ【Frederick Philip Grove】

1879‐1948
カナダの小説家。ドイツ系。ドイツで文筆生活を送った後,1909年ごろカナダに移住,29年オンタリオ州に移るまで,マニトバ州の各地で教師生活を送る。厳しい平原地方の自然と苦闘する人間の姿を重苦しい筆致で営々と書き続けた。処女小説《沼沢地帯の入植者》(1925),野心的な大河小説《製粉工場の主》(1944)など8編の小説のほか,3編のエッセイ集や疑似自伝《自分自身を求めて》(1946)がある。【平野 敬一】

グローブ【George Grove】

1820‐1900
イギリスの土木技師,音楽学者。灯台,鉄橋,鉄道建設に従事した後,ロンドンの万国博覧会(1851)の会場(クリスタル・パレス)移築に際し管理者となり,1854年からそこで音楽会を主催。古典派,ロマン派作曲家を研究し,《ベートーベンと九つの交響曲》(1896)などの著書がある。1874年《音楽事典Dictionary of Music and Musicians》4巻(1879‐89)に着手。自らも〈ベートーベン〉〈シューベルト〉〈メンデルスゾーン〉の項を執筆した。

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大辞林 第三版の解説

グローブ【globe】

球体。
電球をすっぽり包みこむ電球傘。

グローブ【glove】

手袋。特にスポーツで用いるものをいう。
野球で、捕手・一塁手以外の選手が用いる、五本指の革製の捕球用手袋。グラブ。 → ミット
ボクシングで用いる革製の手袋。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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