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ケルト語派 ケルトごは Celtic languages

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケルト語派
ケルトごは
Celtic languages

インド=ヨーロッパ語族の一つの語派。紀元前後にガリア (現在のフランスを中心とする地方) で行われていたゴール語は死滅し,現在残っているのは島嶼ケルト語 insular Celticと呼ばれるものである。

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デジタル大辞泉の解説

ケルト‐ごは【ケルト語派】

インド‐ヨーロッパ語族の一語派。アイルランド語ウェールズ語などがこれに属する。

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百科事典マイペディアの解説

ケルト語派【ケルトごは】

インド・ヨーロッパ語族に属する語派の一つ。現在ではブルターニュ半島アイルランドグレート・ブリテン島の局限された地域に残存しているにすぎないが,紀元前にはヨーロッパに広く分布し,特にイタリック語派およびゲルマン語派と密接な関係にあった。
→関連項目アイルランド語インド・ヨーロッパ語族ウェールズ語フランス語

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世界大百科事典 第2版の解説

ケルトごは【ケルト語派 Celtic】

インド・ヨーロッパ語族中の一分派。前数世紀のころには西ヨーロッパからギリシアバルカンを経て,小アジアの一部に至る広い地域でこの言語が用いられていたが,のちにローマ,ゲルマンという二つの大きな勢力にはさまれ,徐々にこれに屈服し,吸収されていった。現在ではその使用地域,使用人口とも非常に限られている。 ケルト語はインド・ヨーロッパ共通基語における1個の子音kwをq(=c)で保っているかpに変えているかによってq‐群(ゲーリック語)とp‐群(ゴール語ブリタニック諸語)に大別される。

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大辞林 第三版の解説

ケルトごは【ケルト語派】

インド-ヨーロッパ語族に属する一語派。紀元前にはヨーロッパ中・西部に広く分布。現在は限られた地域に残存する。アイルランド語・ブルトン語・ウェールズ語など。

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世界の主要言語がわかる事典の解説

ケルトごは【ケルト語派】

インドヨーロッパ語族に属する語派の一つ。地理的に大陸ケルト語と島嶼(とうしょ)ケルト語に大別される。大陸ケルト語(ゴール語とケルトイベリア語)は、前5世紀ごろからヨーロッパ大陸の広い地域で話されていたが、ラテン語に吸収され5世紀までに消滅した。一方、島嶼ケルト語は、ブリタニック語(ウェールズ語コーンウォール語ブルトン語)とゲーリック語アイルランド語スコットランド語・マンクス語)に分けられる。このうちコーンウォール語とマンクス語はすたれたが、ウェールズ語やアイルランド語は今も活力のある言語としてケルト文化を引き継いでいる。ケルト諸語には、印欧祖語の語頭のpの脱落、語頭の変音現象、動詞が文頭にくる、などの特徴がある。◇英語でCeltic。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケルト語派
けるとごは

インド・ヨーロッパ語族中の一分派。ケルト人は紀元前5世紀~前3世紀にかけて、原住地と目される現在の南ドイツ地方から、ヨーロッパ各地へ広がっていった。ブリテン諸島へ渡来したケルト人もその一部であった。このようにケルト語は広い地域で話されていた。これらの言語をあわせてケルト語派という。地理的観点から大陸ケルト語(ゴール語、ケルト・イベリア語)および島嶼(とうしょ)ケルト語(ブリタニック語、ゲーリック語)の二つに分けることができる。
 大陸ケルト語は5世紀にはラテン語に吸収された。ブリテン島では同じころブリタニック語がアングロ・サクソンの侵攻により語形が崩れ、しだいにウェールズ語、コーンウォール語(18世紀末に廃れた)および対岸のブルターニュ地方のブルトン語などの下位語群に分かれていった。他方アイルランドのゲーリック語からは、6~7世紀にかけて、いわゆる古期アイルランド語が形成された。スコットランド・ゲール語およびマン島語(マンクス語)はその派生である。
 以上のうちケルト・イベリア語を除く大陸ケルト語およびブリタニック諸語では、インド・ヨーロッパ祖語における子音kw(=qu)がpの音で現れている。たとえば、ラテン語quattuor(四つ)に対して、ゴール語petor-、ウェールズ語pedwarのようにである。この事実から、これらのケルト語をまとめてP群p-Celticとよぶことが多い。他方ゲーリック諸語はQ群q-Celticとよばれる。ウェールズ語pedwar(四つ)に対するアイルランド語ceathair[k'ahir]はその一例である。総じてケルト語は、インド・ヨーロッパ祖語における語頭の子音pを落とす傾向にあった。そのほか語頭の緩音化・鼻音化とよばれる変音現象、さらには語彙(ごい)、形態、文構造にもこの語派には著しい特徴がみられる。代名詞と融合して人称と数に応じて変化するいわゆる屈折前置詞の使用、動詞文頭のVSO(動詞―主語―目的語)の語順など。古い豊かな文献を有するアイルランド語やウェールズ語はいまも活力のあるケルト語ではあるが、その実勢力は英語の圧力に押されて漸減する現状にある。[土居敏雄]

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