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ゲートル gaiter

翻訳|gaiter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゲートル
gaiter

すね当て形式の脚部を保護するものの総称。テープ状の長い布を巻きつけていく中世の十字脚絆や近代の巻脚絆形式と,脇でホックやボタン,バックルなどで留める筒状脚絆形式などがあり,筒状の短いものはスパッツ spatsともいう。素材には木綿,麻,ラシャ,ズック,皮革などがある。ゲートルの名はフランス語 guêtreに由来し,フランス式を取入れた初期の日本の軍装から普及したもの。 (→脚絆 )  

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デジタル大辞泉の解説

ゲートル(〈フランス〉guêtre)

革・ズック・ラシャなどで作った洋風の脚絆(きゃはん)。筒状のものや、帯状の巻き脚絆などがある。

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百科事典マイペディアの解説

ゲートル

脚絆(きゃはん)に似た脚をおおう服装品。ゲートルはフランス語。ズボンの上または直接脚に付ける。横でボタンがけにし,足の布からひもを土踏まずへかけて安定させる形と,細長い布を足首からすねへ巻き上げ,膝下でひもで結び留める巻きゲートルとがある。
→関連項目スパッツ

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世界大百科事典 第2版の解説

ゲートル【guêtre[フランス]】

歩行を楽にするため,ズボンの裾を押さえ込み,足の甲から下脚部をひと続きにおおう西洋式の脚絆(きやはん)のこと。材質は厚手の布地や皮革で,丈は膝下が多いが,ナポレオン時代のものは股に達するものもある。脇をボタン,留金具,紐などで留め,下端靴底を潜らせる革ベルトがつく。この形式をレギンズロングスパッツともいう。多く軍服用として用いられたが,19~20世紀初めには一般にも着用され,甲を被う程度の短いスパッツが流行した。

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大辞林 第三版の解説

ゲートル【guêtres】

ズボンの裾を押さえて、足首から膝まで覆うもの。多く軍服用。一枚の厚布や皮革を脇でとめるもの、小幅の布を巻きつけるもの(巻きゲートル)などがある。日本では後者をいうことが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゲートル
げーとる
gutreフランス語

西洋式の巻脚絆(まききゃはん)のこと。陸軍軍人が用いたものであるが、のちには青年団、登山家、土工などの作業場の監督者などが脚絆のかわりに用いた。その理由は、巻き方によって脚絆より自由で便利なためである。また、昭和初期、軍事教練が中学や大学で行われるようになって普及し、満州事変(1931~32)後は一般家庭にも普及、男子の生活必需品となった。ゲートルは黒木綿、紺木綿あるいはカーキ色の帯状の長い羅紗(らしゃ)製品で、一端を三角に折って留め、その頂点に同色の平紐(ひも)をつけて、脚の下部から巻いていき、膝(ひざ)関節の近くで平紐を2、3回巻いて、ずり落ちないように留めるのである。戦後は、一般大衆の間でもほとんど利用されていない。[遠藤 武]

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