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コイサン語族 コイサンごぞくKhoisan languages

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コイサン語族
コイサンごぞく
Khoisan languages

コイン語族ともいう。アフリカで話される言語のうち,ナミビアアンゴラボツワナ南アフリカ共和国などのサン語コイ語,ならびにタンザニアサンダウェ語ハツァピ語同系であるとして設定された語族。吸着音音素としてもつことが共通の特徴。

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デジタル大辞泉の解説

コイサン‐ごぞく【コイサン語族】

アフリカ南西部のアンゴラナミビア、南部のボツワナなどで話されているクン語・マサルア語・ナマ語・ナロン語などの諸語と、東部のタンザニアで話されているサンダウェ語・ハツァ語とからなる。これら諸言語では吸着音を正規の言語音声として用いている。

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百科事典マイペディアの解説

コイサン語族【コイサンごぞく】

南アフリカに分布する言語群。ナマ語等からなるコイ語サン語,タンザニアに言語島となって分布するハッツァ語,サンダウェ語などがおもな言語で,いずれも特殊な吸着音(クリック)を有することで知られる。
→関連項目コイサン

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世界大百科事典 第2版の解説

コイサンごぞく【コイサン語族 Khoisan】

アフリカ最古の民族のひとつといわれ,かつては南部アフリカ一帯に広く分布していたが,バントゥー人の南下とヨーロッパ人の入植により,現在ではボツワナのカラハリ砂漠,ナミビア,アンゴラ南部に住むサンとコイ・コインの言語,および東アフリカのタンザニアで言語孤島をなすサンダウェ語Sandawe,ハッツァ語Hatsa(ハザッピイ語キンデガ語ともいう)からなる一語族。話し手の数はコイ・コイン語が2万~3万人,サン語が5万人内外,サンダウェ語,ハッツァ語が合わせて1万人内外といわれている。

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世界の主要言語がわかる事典の解説

コイサンごぞく【コイサン語族】

アフリカの語族の一つ。コイコイ人(俗称ホッテントット)、サン人(俗称ブッシュマン)らが話し手の言語群で、かつては南部アフリカに広く分布していたが、現在はボツワナ、ナミビア、アンゴラ、タンザニアの一部地域に限られている。さまざまなクリック音(吸着音、舌打音(ぜつだおん)とも呼ばれる)を区別して用いるのが特徴である。◇英語でKhoisan。

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世界大百科事典内のコイサン語族の言及

【アフリカ】より

…いずれも狩猟採集生活者である。サンは隣接する牧畜民コイ・コインとともにカラハリ砂漠に住み,言語的に吸打音(クリック)という舌打ち音をもったコイサン語族として扱われているが,人種的には身長151~157cm,皮膚は黄色,髪は黒く,顔は扁平で,目がつりあがり,頭型は中頭(頭指数75~77),やせた体つきで,女性は臀部に脂肪の塊をもつ脂臀(しでん)(ステアトピジー)の形質を遺伝している。彼らをコイサン人種と呼ぶこともある。…

【ズールー語】より

…このグループにはズールー語のほか,コサXhosa語,スワジSwazi語が属する。ズールー語の特徴は,他のバントゥー諸語の一般的特徴に加え,コイサン語族ではないにもかかわらず,3種のクリック(吸着音,舌打音),[/],[//],[!]をもつことである。これはバントゥー人が南部アフリカへ南下した当時,この地域全域で話されていたコイサン語族に属するコイ・コイン語,サン語からの借用といわれている。…

※「コイサン語族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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