コナ

精選版 日本国語大辞典 「コナ」の意味・読み・例文・類語

こ‐な

  1. ( 「ここな(此処)」の変化した語 )
  2. [ 1 ] 〘 連体詞 〙 ( 人を表わす体言の上に付けて、憎しみもしくは軽視の意をこめて用いる ) ここにいる。この。
    1. [初出の実例]「ハアテ呼(よぶ)のにこな男。待(まっ)て囉(もら)ふと三人連(づれ)」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)三)
  3. [ 2 ] 〘 副詞 〙 ここに。このように。
    1. [初出の実例]「此君にて、すきし作者、四のみやとて、へんこうをはなつといへとも、こなあらはれたり」(出典:評判記・吉原人たばね(1680頃)高お)

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飲み物がわかる辞典 「コナ」の解説

コナ【Kona】


コーヒーの銘柄一つで、アメリカのハワイ州ハワイ島西部のコナ地区に産するもの。酸味が強く、濃厚な甘い香りが特徴。生豆の状態で数年間寝かせたものは、酸味がやわらぎ、「オールドコナ」と呼ばれ珍重される。◇「ハワイコナ」ともいう。「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒー表示に関する公正競争規約」では「ハワイコナ」はハワイ島でとれるアラビカコーヒー豆と規定されている。

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世界大百科事典(旧版)内のコナの言及

【屋号】より

…家を特定するために付けられた呼称。イエナ(家名),カドナ(門名),コナ(戸名)などともいう。名字は家々の系譜関係に基づいて付けられるので複数の家が同じものを名のることが多く,また近世には農民は名字を公的に使用することができなかったので,家を示すのに屋号が日常的に用いられた。…

※「コナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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