日本大百科全書(ニッポニカ) 「コーンフレーク」の意味・わかりやすい解説
コーンフレーク
こーんふれーく
corn flake
トウモロコシの粗びき粉(コーングリッツという)でつくった乾燥状穀物製品。朝食用のシリアルや菓子に用いられる。トウモロコシを温水に浸すかあるいは蒸気で蒸し、粗くひいたのち、そのまま、あるいは砂糖、食塩、水飴(みずあめ)、蜂蜜(はちみつ)などの調味料をあわせた液につけて加圧、加熱する。こうして蒸し煮の終わったものを圧偏ロールで薄く平らに伸ばし、熱風で乾燥する。さらに釜(かま)で炒(い)りあげて製品とする。このとき香ばしい香りが生じる。牛乳をかけて朝食用シリアルとして食べる。またケーキの周りにつけたり、フライの衣としても使用する。アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを強化したものもつくられている。
[河野友美・山口米子]