サウス・ヨークシャー(読み)さうすよーくしゃー(英語表記)South Yorkshire

翻訳|South Yorkshire

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サウス・ヨークシャー」の意味・わかりやすい解説

サウス・ヨークシャー
さうすよーくしゃー
South Yorkshire

イギリス、イングランド中北部にあるカウンティ(県)。1974年に旧カウンティのヨークシャーが3分割され、その南部分にメトロポリタン・カウンティ(大都市県)として創設された。面積1559平方キロメートル、人口126万6337(2001)。ヨークシャーの旧ウェスト・ライディング郡と旧ノッティンガムシャー県の一部を含む。県都バーンズリーのほか、ドンカスター、ロザーハム、シェフィールドなどの工業都市がある。内陸水路に恵まれ、大きな炭田が立地していたので、産業革命期に目覚ましく発展した。今日でも石炭鉄鋼業は重要である。また農業酪農もみられる。1986年、保守党政権により自治体機能は廃止されたが行政区名称としては存続している。

[久保田武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android