スペイン・バルセロナに建築中のカトリックの教会堂。正式名称は「聖家族贖罪教会」(Temple Expiatori de la Sagrada Família)。フランシスコ・ビリャールの設計により1882年3月19日から建設が始められたが、翌年の辞任を受け2代目建築家としてアントニ・ガウディが根本から設計を練り直し、1926年に死去するまでライフワークとして取り組んだ。ガウディの死後も建設が進められており、未完成ながらスペインで最も観光客を集めるモニュメントとなっている。2005年にはユネスコ世界遺産に登録された。あまりにも壮大かつ微細な造りであるため、かつては着工から完成まで300年はかかると予想されていたが、工事が加速化し、ガウディ没後100周年目の2026年に完成する予定となっている。