サラバ

デジタル大辞泉 「サラバ」の意味・読み・例文・類語

サラバ

原題Thalaba the Destroyer英国桂冠詩人サウジーによる物語詩。1801年刊。原題は「破壊者サラバ」の意。タラバ

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精選版 日本国語大辞典 「サラバ」の意味・読み・例文・類語

さら‐ば

  1. ( 「さら」は動詞「さり(然有)」の未然形 )
  2. [ 1 ] 〘 接続詞 〙
    1. 先行の事柄を受けて、後続の事柄が起こることを示す(順態の仮定条件)。それならば。それでは。しからば。
      1. [初出の実例]「さらばいかがはせん。難き物なり共仰せごとに従ひて求めにまからん」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
    2. ( 後に打消語句を伴って ) 先行の事柄に対し、後続の事柄が反対・対立の関係にあることを示す(逆態の確定条件)。しかし。だからといって。そのくせ。
      1. [初出の実例]「白衣なる法師どもに具しておはしけるが、さらばいそぎもあゆみ給はで」(出典:平家物語(13C前)八)
  3. [ 2 ] 〘 感動詞 〙 別れの挨拶(あいさつ)に用いる語。さようなら。
    1. [初出の実例]「さらばよと別れし時にいはませば我も涙におぼほれなまし〈伊勢〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)離別・一三四一)
    2. 「『さらば』といひて、しじらが宿を立ち出でて」(出典:御伽草子・蛤の草紙(室町末))

さらばの語誌

( 1 )中古では[ 一 ]用法が中心で、中世以降[ 一 ]の用法や[ 二 ]感動詞的用法が多くなる。
( 2 )中世後期では「さらばさらば」と重ねた言い方が多く見え、さらに近世中期には「さらばの鳥」のような名詞的用法が生じ、打ち解けた間柄で用いる町人言葉「おさらば」もあらわれた。近世後期になると「さようならば」から生じた「さようなら」が一般化したが、近代以降は文語的な表現として「さらば」が用いられている。

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デジタル大辞泉プラス 「サラバ」の解説

サラバ!

西加奈子小説。2014年刊行。2015年、第152回直木賞受賞。同年、第12回本屋大賞2位。

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