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サントリオ Santorio, Santorio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サントリオ
Santorio, Santorio

[生]1561.3.29. トリエステ
[没]1636.2.22. ベネチア
イタリアの医学者。ラテン名は Sanctorius。パドバ大学で医学を修め,1582年学位取得。ポーランド王の侍医 (1585~99) ,パドバ大学医学教授 (1611~24) 。 G.ガリレイ,G.ファブリツィオらと文通し,医学への機械論的アプローチを発展させた先駆者。脈拍計の考案 (1602) や,ガリレイの温度計を改良して体温計に応用した (1612) ほか,人体の基礎代謝を研究。特に大型の代謝てんびんを設計・製作し,みずからその上で生活して摂食量,排泄量,体重変動の関係を 30年にわたって研究し,人体が絶えず一定量の物質を不感蒸泄として外部に排出することを突き止めた。主著『医学静力学』 De Statica Medicina (1614) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

サントリオ【Santorio Santorio】

1561‐1636
イタリアの医者。1582年パドバ大学卒業。87年から14年間ポーランド宮廷医を務め,1611年パドバ大学教授となり,24年退職後ベネチアで開業して研究を続けた。約30年間創案の実験装置を用い,摂取食物と排出物の量,体重の変化,肺・皮膚の発散などを測定して不感蒸散の数量測定を続けた。物理数学的実験を生理学・医学の問題解決に応用したこの実験の成果は,《医学静力学についてDe statica medicina》(1614)となった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サントリオ
さんとりお
Santorio Santorio
(1561―1636)

イタリアの医師、哲学者。トリエステ近くのイストリア島の生まれ。父は砲兵下士官。14歳でパドバ大学に入学し、7年間、医学と自然哲学を学んだのち、パドバ王マクシミリアンの求めに応じ、開業した。1611年から1624年までパドバ大学の医学教授を務めたのち、ベネチアの開業医の顧問となった。彼は近代の物質代謝学の創始者として、皮膚呼吸や肺呼吸による不感蒸散による体重減少を計測した。また二つの有益な器具、すなわち温度計と時計を臨床医学に導入したことで知られている。サントリオは当時、第一級の科学者ガリレイとの交際があり、彼を通じてこの二つの器具のことを学んだと考えられている。そのほか膀胱(ぼうこう)結石をとる套管(とうかん)針やジフテリア患者用の気管カニューレをデザインした。著書に『警句』Aphorisms(1614)がある。[中山 沃]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

367日誕生日大事典の解説

サントリオ

生年月日:1561年3月29日
イタリアの医師
1636年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典内のサントリオの言及

【医学】より

…医師たちの自然科学研究で,対象を人体に向けたものも少なくない。イタリアのS.サントリオは,体温計,脈拍計,湿度計などを工夫し,皮膚呼吸を実測しようとしたが,うまくいかなかった。しかし,計測を方法として医学に導入しようとした点は注目される。…

※「サントリオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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